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6月19日〜6月25日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21〜6/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

双子座の星模様

思い出のアルバム

今週21日に太陽が蟹座エリアに入ると、「持ち物への思い入れ」ということがテーマになってくるかもしれません。押し入れの奥から懐かしい品を出して眺めるイメージです。ずっと欲しかったアイテムを買って、大事にしていくといったことも起こりそうです。

双子座は「物語を愛する」という性質を持ちます。今週からの約1カ月は、モノの物語を感じて癒やされる期間になりそうです。

ストーリー性のある品物を愛でることはもちろん、なんでもないモノに対しても、そこに自分なりの物語をつけて愛していくでしょう。双子座らしい想像力によって、モノと自分の関係を豊かにできるときです。

モノの背景に心を動かされやすくなっているので、衝動買いしてしまうことも考えられます。けれど、太陽と土星がコンタクトし、「何かを手に入れるのであればきちんと働きなさい」と厳しい声が聞こえてきます。買うものの値段に見合った労働を覚悟しましょう。

水星双子座と火星獅子座の調和的コンビネーションにより、頭の中の言葉をすらすらとアウトプットすることができそうです。積極的に人とコミュニケーションを取ることもできるようになるので、新しい友人を増やすチャンスです。

牡牛座エリアを運行する木星と天王星は「打たれ強さ」を育てます。体験することの全てを糧にしようという貪欲さを持てそうです。

この時期は、他の人には気づかれないところでつまずきを感じ、落ち込むかもしれません。しかし落ち込んだときにしかわからないもの、見えないものがあります。そこから何かを学び、得ていこうという前向きな姿勢を忘れないようにしましょう。

今週の全体の空模様

弱さを補い合う連帯

「故郷を甘美に思う者は、まだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、すでにかなりの力を蓄えた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間である。」
──エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』より、聖ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン』からアウエルバッハが行った引用出典

西洋占星術においてシーズンの区切り方は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。6月21日の「夏至」は太陽が蟹座エリアに入る瞬間でもあり、一年を4つに分けたうちの、2つめのタームの始まりです。

蟹座のキーワードは「庇護・養育(母性的な要素)・家族・民族(チーム)意識・情動」などです。

蟹座エリアを太陽が運行し始めることにより、社会のあちこちで新たなチームやグループが結成され始めます。そして、それぞれが活発に動き出します。

また、週後半になると、太陽と土星が調和的に繋がります。その影響によって、小さな花があちこちに咲くように、ためらわずに親切を行える人が増えていきます。人間愛を伴った連帯の強さが生まれそうです。

土星(社会性・責任)と冥王星(極端さ・運命)の2天体は逆行し、「もう一度振り返ること」の社会的な重要性が高まりそうです(もしくは、時代に逆行するようなことが起きるかもしれません)。

水星(知性・コミュニケーション)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がることにより、「情報戦」が激しくなりそう。

また、火星は天王星(改革・刷新)と激しくぶつかります。その影響で、世の中の混乱を招くような情報が流れそうです。情報の真偽の判断が難しい状況になって、誰が敵で誰が味方なのかがわからなくなるかも。

今週は極端で乱暴な言説には振り回されずに、「弱さや柔らかさを守ること」や「平和を望む気持ち」を優先し、穏やかに過ごすことを心がけましょう。

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