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6月19日〜6月25日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

6月19日〜6月25日の空模様

蟹座の星模様

みんな仲良く

今週21日に太陽が蟹座エリアに入ると、「主役の1カ月」が始まります。運気に背中を押されてやりたいことがスムーズにできるタイミングです。

今週からの1カ月は、家族や所属しているチーム関連で、連帯感が高まるイベントなどがありそうです。

蟹座は、たとえるならば「南の海の波打ち際の潮だまり」です。その潮だまりには小魚もいれば、海老もイソギンチャクもいます。その潮だまりにいる生き物たちをチームとみなし、「ここにいる子はみんなウチのメンバー!」と守ろうとするのが蟹座のイメージです。自分と同じ場所に属する存在すべての世話を焼くエネルギーがあります。

週後半に太陽と土星が調和的に繋がることにより、「より良い自分になるために頑張ろう」と決心するような出来事があるかもしれません。今よりもっと強く優しくなるために自己研鑽するのであれば、運命が味方をしてくれそうです。

水星双子座と火星獅子座の調和的コンビネーションにより、心の奥にしまっておいた言葉が口をついて出てしまうかもしれません。もしネガティブな気持ちを隠し持っているのであれば注意が必要です。

逆に言えば、考えをスムーズに外に出しやすい時期でもあります。心の倉庫にしまっていたものを出して、しっかり相手に伝えられそうです。

牡牛座エリアを運行する木星と天王星は、「いろいろな人とどんどん出会っていきましょう」と語っています。刺激を受けて、いつの間にか自分の価値観も変わっていくタイミングです。

今週の全体の空模様

弱さを補い合う連帯

「故郷を甘美に思う者は、まだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、すでにかなりの力を蓄えた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間である。」
──エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』より、聖ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン』からアウエルバッハが行った引用出典

西洋占星術においてシーズンの区切り方は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。6月21日の「夏至」は太陽が蟹座エリアに入る瞬間でもあり、一年を4つに分けたうちの、2つめのタームの始まりです。

蟹座のキーワードは「庇護・養育(母性的な要素)・家族・民族(チーム)意識・情動」などです。

蟹座エリアを太陽が運行し始めることにより、社会のあちこちで新たなチームやグループが結成され始めます。そして、それぞれが活発に動き出します。

また、週後半になると、太陽と土星が調和的に繋がります。その影響によって、小さな花があちこちに咲くように、ためらわずに親切を行える人が増えていきます。人間愛を伴った連帯の強さが生まれそうです。

土星(社会性・責任)と冥王星(極端さ・運命)の2天体は逆行し、「もう一度振り返ること」の社会的な重要性が高まりそうです(もしくは、時代に逆行するようなことが起きるかもしれません)。

水星(知性・コミュニケーション)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がることにより、「情報戦」が激しくなりそう。

また、火星は天王星(改革・刷新)と激しくぶつかります。その影響で、世の中の混乱を招くような情報が流れそうです。情報の真偽の判断が難しい状況になって、誰が敵で誰が味方なのかがわからなくなるかも。

今週は極端で乱暴な言説には振り回されずに、「弱さや柔らかさを守ること」や「平和を望む気持ち」を優先し、穏やかに過ごすことを心がけましょう。

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