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6月19日〜6月25日 牡羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡羊座(3/21〜4/19生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡羊座の星模様

チームで戦うこと

今週21日に太陽が蟹座エリアに入ると、「どこに所属しているのか」ということが大切になってくるかもしれません。アイデンティティの後ろ盾としての家族や、チームなど自分の所属先について、考えることが多くなりそうです。

牡羊座は「自分は自分である」という感覚を強く持ち、独立独歩(個人主義)を信条にしている人も多いかもしれません。しかし今週からの約1カ月は、自分が家族やチームでどんな貢献ができているか、何を求められているのかをしっかり見ることが大切です。

水星双子座と火星獅子座の調和的コンビネーションにより、いつもより大胆不敵なモードになりやすいかもしれません。率直さが磨かれ、勇気や行動力が出てきます。

ただ、同時に、太陽が情緒的なエッセンスを持つ蟹座を運行していて、魚座の土星と仲良く繋がっています。「優しさ最優先」の対人関係を期待されるかもしれません。目の前の人の気持ちを汲んで動くことが平和に繋がります。

感情的に攻撃してくる相手もいるかもしれませんが、今週はこちらが大人になって、優しく対応していきましょう。共感できなくても、相手の感情に理解を示すことが大切です。

牡牛座エリアを運行する木星と天王星は「自分のできること(やれること)の拡張」を促します。

今週は特に、柔らかなコミュニケーションをすることで、ひとまわり成長できるタイミングです。

いつもよりも一歩下がった控えめな姿勢がちょうど良いでしょう。単発でできるボランティア活動に参加しても大きな学びがありそうです。

今週の全体の空模様

弱さを補い合う連帯

「故郷を甘美に思う者は、まだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、すでにかなりの力を蓄えた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間である。」
──エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』より、聖ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン』からアウエルバッハが行った引用出典

西洋占星術においてシーズンの区切り方は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。6月21日の「夏至」は太陽が蟹座エリアに入る瞬間でもあり、一年を4つに分けたうちの、2つめのタームの始まりです。

蟹座のキーワードは「庇護・養育(母性的な要素)・家族・民族(チーム)意識・情動」などです。

蟹座エリアを太陽が運行し始めることにより、社会のあちこちで新たなチームやグループが結成され始めます。そして、それぞれが活発に動き出します。

また、週後半になると、太陽と土星が調和的に繋がります。その影響によって、小さな花があちこちに咲くように、ためらわずに親切を行える人が増えていきます。人間愛を伴った連帯の強さが生まれそうです。

土星(社会性・責任)と冥王星(極端さ・運命)の2天体は逆行し、「もう一度振り返ること」の社会的な重要性が高まりそうです(もしくは、時代に逆行するようなことが起きるかもしれません)。

水星(知性・コミュニケーション)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がることにより、「情報戦」が激しくなりそう。

また、火星は天王星(改革・刷新)と激しくぶつかります。その影響で、世の中の混乱を招くような情報が流れそうです。情報の真偽の判断が難しい状況になって、誰が敵で誰が味方なのかがわからなくなるかも。

今週は極端で乱暴な言説には振り回されずに、「弱さや柔らかさを守ること」や「平和を望む気持ち」を優先し、穏やかに過ごすことを心がけましょう。

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唐田えりか

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