獅子座の星模様
軽やかな好意の交換
獅子座のそばに「よく喋る友人」がいたら、それは双子座である可能性が高いです。
今週は、双子座の友人、もしくは双子座的(おしゃべりでコミュ強)な友人から「ちょっと話を聞いてくれ!」と、連絡がきて、会う約束をするようなムードです。
まるでおもちゃ箱がひっくり返ったような、賑やかでごちゃごちゃしたトークが展開されそうです。くるくると話のテーマが変わるのでついていくのは一苦労かもしれませんが、根気強く聞いていると、面白いものを発見できそうです。いつの間にか刺激を受けて、自分もワクワクできそうです。
先週に引き続き、火星と金星が自身のエリアである獅子座を運行していることにより、他者の視線を奪うようなカリスマ的な魅力が溢れてくるでしょう。
双子座エリアを運行する水星(コミュニケーション)が獅子座エリアの金星と調和的に繋がることで、人気者になれそうです。
周囲にいる知的な人からポジティブな言葉をもらうことも増え、軽やかに交流を重ねられるとき。楽しく会話が弾みそうです。
週半ばに海王星が太陽とコンタクトを取ると、「不思議な縁」を感じることがあるかもしれません。
たまたま出会った人が、自分のよく知る人と親しい関係だったり。思いもよらない共通点にびっくりすることもありそうです。
双子座新月は「新しい出会い」「新しい未来地図」をテーマにアファメーションすると良さそう。お上品で無難な付き合いではなく、互いに刺激し合い、挑戦欲の火がめらめらと燃えてくるような関係を持てる相手をイメージしてみましょう。
進んでいきたい未来を具体的に思い描くのも大切です。軽やかな想像力が、背中に翼を与えてくれるでしょう。
今週の全体の空模様
はじめまして、で始まる物語
「コミュニケーションの問題とはつまるところ、双方の意識やイマジネーションの問題である。その双方の意識がズレたまま固定化することが、問題を生むのである。その解決のためには個々人の意識の問題よりも、「場」の問題として捉えた方がうまくいく場合がある。」
──ハナムラチカヒロ『まなざしのデザイン〈世界の見方〉を変える方法』
「やあ、あなたはどんな人?」と好奇心に満ちた目で握手を求める少年。双子座のエッセンスは、こんなイメージです。他者を初めて知っていく、その嬉しさと怖さが混ざりあって、その手にのっています。
そんな双子座エリアを運行する太陽は、今週15日頃から、魚座エリアを運行する海王星とコンタクトを取るようになります。
「初めて出会うこと」「新しく知っていく」という双子座のエッセンスと、「愛と信頼」の魚座のエッセンスが反発しながらも混じり合っていきます。期待と不安、そこに直感的なスパークも入り混じりながら、「ともだち」になれるのか手探りしていくようです。
誰かと出会う、対話が始まるということは、新しい冒険物語の始まりでもあります。
魚座にいる海王星はスピリチュアルな力を持っているので、まるで魂が引き合うような縁に恵まれるかもしれません。
しかし対話のためには、それぞれが同じ言葉に含める意味やイメージのズレを確認していかなければいけません。人と知り合っていく過程はまた、自分の新しい側面を知ることでもあります。
自分は相手の何を見てどこを信じているのか。自分は相手に何を知ってほしいのか、どう認識されたいのか。対話が生成される中で無意識に出る言動からも、自分という存在があらわになってくるでしょう。
先週末の夜に水星(知性・コミュニケーション)は、自身のホームグラウンドである双子座エリアを運行し始めます。14日から水星は、土星(試練・責任)と金星(愛と喜び)とそれぞれコンタクトを取ります。
「対話」や「コミュニケーション」の場面において、緊張感や真剣さがありつつも、喜びや幸運も一緒にやってくるタイミング。
週末の18日には双子座エリアで新月が起こります。
新月は「スタート」「仕切り直し」にすると良いとされており、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「新天地を探しに行こう」というのは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の双子座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
また、試練と責任の天体である土星が16日頃から「留(ステーション)」という状態になり、18日からは逆行を始めます。そのため、「大切なことを確認しに戻る」ようなことが起きそうです。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一