双子座の星模様
速度調整は必要
今週前半は、思考をまとめてスッキリするために、集中できる環境で、自分の時間を過ごしたくなりそうです。
双子座の場合、はたからはぼんやりしているように見えても、頭の中では輪転機の高速回転のように思考がぎゅんぎゅんと巡っていることがあります。双子座の支配星(守護星)である水星も自身のエリアを運行しているので、頭の中が言葉で埋め尽くされているかもしれません。
そして、コンディション良好の水星は、獅子座エリアを運行する金星(愛と喜び)と仲良く繋がります。ちょっと友人をつかまえて話を聞いてもらう…そんなこともありそうです。
週半ばに、魚座エリアを運行する海王星から双子座にコンタクトがあります。
思考を覆う殻が、海王星の融解力でトロリと溶け、言葉やイメージが外側の世界に一気に流れ出ていきそうです。洪水のようにアウトプットが進みそうです。
そのパワーで、仕事の場面でも、素晴らしい閃きやアイデアを得られそうです。ただし、自分一人で時速300㎞出しても誰もついてこられなくなってしまうので、周囲との速度調整は意識しましょう。
18日の新月は双子座エリアで起きます。自分自身の刷新や切り替えを想像し、「まだ見ぬ世界で腕試しする」をアファメーションテーマにしてみましょう。
自分の物語が今よりももっと面白くなったとき、どんな気持ちでいるのかを書き出しましょう。それが夢を叶えるアファメーションになります。
木星(成長拡大)には土星(制御・社会性)が調和的に繋がっています。社会性をしっかりと身につけ、静かに出番を待ちながら、舞台裏で練習を続けるようなことが大事になります。
今週の全体の空模様
はじめまして、で始まる物語
「コミュニケーションの問題とはつまるところ、双方の意識やイマジネーションの問題である。その双方の意識がズレたまま固定化することが、問題を生むのである。その解決のためには個々人の意識の問題よりも、「場」の問題として捉えた方がうまくいく場合がある。」
──ハナムラチカヒロ『まなざしのデザイン〈世界の見方〉を変える方法』
「やあ、あなたはどんな人?」と好奇心に満ちた目で握手を求める少年。双子座のエッセンスは、こんなイメージです。他者を初めて知っていく、その嬉しさと怖さが混ざりあって、その手にのっています。
そんな双子座エリアを運行する太陽は、今週15日頃から、魚座エリアを運行する海王星とコンタクトを取るようになります。
「初めて出会うこと」「新しく知っていく」という双子座のエッセンスと、「愛と信頼」の魚座のエッセンスが反発しながらも混じり合っていきます。期待と不安、そこに直感的なスパークも入り混じりながら、「ともだち」になれるのか手探りしていくようです。
誰かと出会う、対話が始まるということは、新しい冒険物語の始まりでもあります。
魚座にいる海王星はスピリチュアルな力を持っているので、まるで魂が引き合うような縁に恵まれるかもしれません。
しかし対話のためには、それぞれが同じ言葉に含める意味やイメージのズレを確認していかなければいけません。人と知り合っていく過程はまた、自分の新しい側面を知ることでもあります。
自分は相手の何を見てどこを信じているのか。自分は相手に何を知ってほしいのか、どう認識されたいのか。対話が生成される中で無意識に出る言動からも、自分という存在があらわになってくるでしょう。
先週末の夜に水星(知性・コミュニケーション)は、自身のホームグラウンドである双子座エリアを運行し始めます。14日から水星は、土星(試練・責任)と金星(愛と喜び)とそれぞれコンタクトを取ります。
「対話」や「コミュニケーション」の場面において、緊張感や真剣さがありつつも、喜びや幸運も一緒にやってくるタイミング。
週末の18日には双子座エリアで新月が起こります。
新月は「スタート」「仕切り直し」にすると良いとされており、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「新天地を探しに行こう」というのは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の双子座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
また、試練と責任の天体である土星が16日頃から「留(ステーション)」という状態になり、18日からは逆行を始めます。そのため、「大切なことを確認しに戻る」ようなことが起きそうです。
窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓