射手座の星模様
心も伸びやかに
射手座満月のタイミングでは、これまでの半年間で「自分の心に忠実でいられたか」を振り返ってみましょう。美しいと感じたものを素直に愛でたり、嫌だと思ったことに対してきちんとNoと言ったり、といったことです。
射手座が自分自身に忠実になったとき、多くの場合は冒険心を持っています。この満月では、遠大なものに憧れ、様々なチャレンジをする気持ちが盛り上がってくるかもしれません。そんな健やかさを軸にして他者と交流できるときです。
太陽は、「人間関係・社交の部屋」にあり結婚やパートナーシップを表す場所を運行しています。
相手としっかりと向き合うことで、大きな学びを得ることができる週です。言葉にしなくては伝わらないことは多いので、相手のために言語化にトライしましょう。
また、責任と節度を司る土星が、「家族と家庭の部屋」であり基盤や帰属する場所・コミュニティを表す場所を運行していることから、家族や仲間と真剣な話し合いをするようなことがあるかもしれません。
また、溜まっている家事や家のメンテナンスなどがあれば、このタイミングできちんと片付けましょう。暮らしを整える意識を。
金星蟹座と海王星魚座のきらめくようなハーモニーは、親しい間柄の人と、お酒やスイーツを持ち寄って、自宅でホームパーティーを開くような雰囲気をもたらします。パジャマ姿で会っても大丈夫な人との交流。
自宅などリラックスできる自分のテリトリーで楽しむことがテーマなので、家のお風呂で温泉旅館気分になれるよう工夫するのも良いでしょう。
今週の全体の空模様
何のために生きているのか
「話と言葉とが、人を閉鎖性の空虚な抽象から救い出すところの救済者なのである。」
──キルケゴール『不安の概念』
今週は蟹座エリアの金星(愛と喜び)と、魚座エリアの海王星(夢と融解力)が調和的に繋がります。その影響で、しっとりと情緒的、かつ柔らかく夢見心地のエネルギーが世の中を包み込んでいきます。
心を癒やすオアシスがなければ、誰しもが乾いて、生きる喜びを見出せなくなってしまいます。人間の善良さも、心の潤いで守られているのです。
イメージするのは、初夏の浜辺で波のレースが素足を優しく洗っていくような心地よさです。深呼吸して生きることの喜びを感じることが大切です。
一方で、獅子座エリアの火星(意欲・闘争心)、牡牛座エリアの木星(成長・拡大)と、水瓶座エリアの冥王星(破壊と再生)が激しくコンタクトをとり、緊張感が高まっていきます。真剣に取り組まなければならない問題が明確になり、戦う準備が進みそうです。
社会の過去の過ちが忘れ去られないように、義憤の炎を再燃させましょう。ただし、張り詰めた状況の中にあっても冷静さを見失わないこと。
太陽が双子座エリアを運行すると、頭の中に爽やかな風が吹き、思考がすっきりとしていきます。
この太陽に魚座エリアの土星(責任・制御)が厳しく繋がってくるので、情報過多の中でも現実的な視点を持つことが求められます。入ってきた情報にすぐに感化されないよう慎重に。頭の回転がスムーズになるときだからこそ、性急な判断は避けて、長考を心がけましょう。
また、4日には射手座エリアで満月(収穫)が起きます。この満月の起点(種まき)は昨年11月の射手座新月です。
新月では、世の中にある「大きな意志」が変わっていくのが遠くから感じられました。まるで海の潮目が変わるように、秘めた決意が個々の心の内側で燃え、それが寄り集まって大きな意志となっていたのです。
満月では、遠くに聞こえていた変化の音が近づいてきます。「大きな意志」に共感を覚え、遠大な理想への希望が膨らんでいきそうです。その希望自体が前に進む力になります。
また、昨年11月の射手座新月にアファメーションをしたことが叶っているのか振り返り、もし叶っていれば天に感謝するタイミングです。
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