Feel

5月22日〜5月28日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

セーフティネットとしての居場所

今週は、双子座エリアを運行する太陽と、魚座エリアを運行する土星が真剣な眼差しを交わし、緊張気味に話しています。同じテーブルに自分(射手座)も強制的に座らされているイメージです。

そこでは、「生きていく場所」や「生かし合う関係性とは」といったテーマが議論されています。共同体や、家族もしくは擬似家族という場での信頼関係はどう育まれるのか。そんなことが語られているようです。

日頃、冗談を飛ばしてばかりの射手座も、ちゃかさず真面目なモードで考え自分の意見を出すことを求められるタイミングです。

双子座エリアを太陽が運行する期間(~6/21)は、パートナーやバディなど、身近な人との対話を多く持つことになりそうです。自分を映し出す鏡としての他者が現れてくれる期間でもあります。

太陽、火星と冥王星が調和的に繋がる影響で、「もう一度会いたかった人」に会えるかもしれません。知りたかったことを知るチャンス。渡せなかったプレゼントを渡せるようなイメージです。

また、旅行運もUP。初夏の陽射しを浴びて元気一杯になりそうです。

今週の全体の空模様

内在する資源(宝)を発見すること

「『明晰』とはひとつの盲信である。それは自分の現在もっている特定の説明体系(近代合理主義、等々)の普遍性への盲信である。」
──真木悠介『気流の鳴る音』

今週は、天体たちがあちこちで緊張感のある関係を結ぶため、張り詰めた空気が広がります。その中から、新しい眼差しで真実を見つけようと冒険者が立ち上がるような週です。

先週に引き続き、双子座エリアを運行する太陽と獅子座エリアを運行する火星(意欲・闘争心)、水瓶座エリアを逆行する冥王星(破壊と再生)とが調和的に繋がっています。

時代(社会)の変化を振り返り、、そこにある理不尽に怒りを覚えるかもしれません。そこから、怒りを情熱に変換し、さらに知性も伴いながら、歴史を考察していくことになりそうです。実際に世の中に訴えていくアクションにもつなげていくかもしれません。

物事を明らかにしたい、解決したい、というエネルギーが溢れてくるようです。

また、牡牛座エリアを運行する木星が、火星と冥王星から強い刺激を受けています。(Tスクエア)「豊かさ」はどこにあるのか、と地面を探り、採掘するようなイメージがあります。

豊かさを「資源」と言い換えても良いかもしれません。国が豊かになるためには、様々な「資源」の有効活用が大事です。

天然資源や観光資源、人的資源を見直し、最大限に活用するにはどうすれば良いのかを多くの人が考えることで、豊かさへの道が開けそうです。教育分野で新しい切り口のプログラムが導入されるようなこともあるかもしれません。

ただ、この配置はネガティブな影響をもたらすこともあります。たとえば、戦いの星である火星を「軍備」と読み、そこに冥王星の持つ「極端性」がつながると読むこともできます。

その二者のパワーに木星=「富」が痛めつけられている、という解釈も可能なのです。軍事費拡大のための重税によって国民の成長や富が奪われるとも考えられなくはありません。

太陽に、魚座エリアを運行する土星(試練・制約)が厳しい角度でぶつかります。好奇心と探究心に溢れた冒険者(太陽)は宝の地図を信じて旅を急ぎ、その軽率さを年嵩の導師(土星)がたしなめているような場面です。

「簡単に理解できたときほど、注意しなさい」と導師は言います。一度「わかった」と思うと、疑うことの放棄につながりやすいものです。

真実の宝を見つけるためには、もう少しじっくりと地図を読み込み、書かれていない言葉を理解する必要があるのです。目に見えないものがあることを知るのが課題です。

牡牛座エリアを運行する水星は順行に戻り速度を回復しています。足止めになっていた案件や、保留になっていたものがスムーズに動き出し、片づいていきそうです。

5月15日〜5月21日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

花井祐介ラグ

〈ペンドルトン〉のブランケットを再び手掛ける花井祐介と、ウーレンミルズを訪問

訪れる / PR