天秤座の星模様
ロードムービーのように
天の高い位置に金星(愛と喜び)がいることにより、「棚ぼたラッキー」的な仕事運があります。思いもよらぬところから嬉しい案件が来たり、賞与が出たり。ひときわ注目も浴びやすい時期です。オシャレに力を入れるのも良さそう。(今週含む6/4まで)仕事での人望・人気運UP。
また、昔の仲間と経験した冒険に、再び同じ仲間でチャレンジしたくなるかもしれません。わくわくするものに縁のある週です。
火星は「力強い掛け声」、太陽は「好奇心のかたまり」、冥王星は「日常をこえていく興奮」を表します。今週はこの3天体が調和的に繋がっていて、映画『スタンド・バイ・ミー』のような少年時代を追体験したくなる星の配置です。
さらに火星と冥王星に木星がコンタクトすると、「蔵の奥に仕舞われていたとっておきの道具」を人生の先輩に手渡されるなど、サポートをしてもらえるかもしれません。冒険のスタートに勢いがつきそうです。
一方で、太陽と土星が緊張状態になったあとは、冒険に出かけるにも、先にやるべきことを片付けなければいけないでしょう。装備もしっかり確認してから出発しましょう。
今週の全体の空模様
内在する資源(宝)を発見すること
「『明晰』とはひとつの盲信である。それは自分の現在もっている特定の説明体系(近代合理主義、等々)の普遍性への盲信である。」
──真木悠介『気流の鳴る音』
今週は、天体たちがあちこちで緊張感のある関係を結ぶため、張り詰めた空気が広がります。その中から、新しい眼差しで真実を見つけようと冒険者が立ち上がるような週です。
先週に引き続き、双子座エリアを運行する太陽と獅子座エリアを運行する火星(意欲・闘争心)、水瓶座エリアを逆行する冥王星(破壊と再生)とが調和的に繋がっています。
時代(社会)の変化を振り返り、、そこにある理不尽に怒りを覚えるかもしれません。そこから、怒りを情熱に変換し、さらに知性も伴いながら、歴史を考察していくことになりそうです。実際に世の中に訴えていくアクションにもつなげていくかもしれません。
物事を明らかにしたい、解決したい、というエネルギーが溢れてくるようです。
また、牡牛座エリアを運行する木星が、火星と冥王星から強い刺激を受けています。(Tスクエア)「豊かさ」はどこにあるのか、と地面を探り、採掘するようなイメージがあります。
豊かさを「資源」と言い換えても良いかもしれません。国が豊かになるためには、様々な「資源」の有効活用が大事です。
天然資源や観光資源、人的資源を見直し、最大限に活用するにはどうすれば良いのかを多くの人が考えることで、豊かさへの道が開けそうです。教育分野で新しい切り口のプログラムが導入されるようなこともあるかもしれません。
ただ、この配置はネガティブな影響をもたらすこともあります。たとえば、戦いの星である火星を「軍備」と読み、そこに冥王星の持つ「極端性」がつながると読むこともできます。
その二者のパワーに木星=「富」が痛めつけられている、という解釈も可能なのです。軍事費拡大のための重税によって国民の成長や富が奪われるとも考えられなくはありません。
太陽に、魚座エリアを運行する土星(試練・制約)が厳しい角度でぶつかります。好奇心と探究心に溢れた冒険者(太陽)は宝の地図を信じて旅を急ぎ、その軽率さを年嵩の導師(土星)がたしなめているような場面です。
「簡単に理解できたときほど、注意しなさい」と導師は言います。一度「わかった」と思うと、疑うことの放棄につながりやすいものです。
真実の宝を見つけるためには、もう少しじっくりと地図を読み込み、書かれていない言葉を理解する必要があるのです。目に見えないものがあることを知るのが課題です。
牡牛座エリアを運行する水星は順行に戻り速度を回復しています。足止めになっていた案件や、保留になっていたものがスムーズに動き出し、片づいていきそうです。
漫画家・堀道広が描き下ろし。〈LIXIL〉のGREEN WINDOWを体感した、ある一家の物語