乙女座の星模様
知識の滝
木星(成長拡大)が牡牛座エリアに移動する影響で知的探求心が高まり、自己研鑽も捗る時期となります。学習運がUPします。
学びとは、山登りにも似ています。登るほどに山の高さが身に染みるように、学べば学ぶほどに、世界の大きさが見えてきて、自分が身につけたものはほんの一部でしかないと気がつきます。
だからこそ、いつでも謙虚な姿勢でいることが大事ですし、またそうやって自己を研鑽することはエキサイティングなのです。
木星は、ときに山を登る背中をパワフルに押してくる追い風のような存在であり、ときに少し前を行く先導役でもあります。今週以降は、叡智を吸収しようとする人にとっては、大きな味方を得る期間となります(23年5月17日~24年5月25日)。
牡牛座新月では「学ぶべきもの」がハッキリしそう。膨大な資料の山から、輝く宝物を見つけること。また、誰と学ぶのかもポイントです。今週は、旧知の間柄を大切にしつつも、新しいつながりから新鮮な刺激を受けることもありそうです。
没入したくなる(飛び込みたくなる)修業先、サークルや講座、ゼミが見つかるかも。新月のアファメーションは、「とことん学んで充実する」ことをテーマにすると良さそうです。
太陽双子座と火星獅子座、冥王星水瓶座がハーモニーを奏で、新しい仕事の鍵を手に握らせてくるようなことがあるかもしれません。「使命と責任」を感じるような仕事のオファーがくるイメージです。
双子座エリアは、乙女座から見ると天の高い位置にあり、とても目立つ「お立ち台」のような場所です。社会参画など、世の中への自分の出方を表す場所。今週から始まる1カ月は社会との関わりにおいて(とくに仕事で)忙しくなりそう。頑張った分だけ、評価も得やすいタイミングです。
今週の全体の空模様
不穏さを打ち破る光
「光あれ 一頁目は朝焼ける砂漠へ檸檬を絞るごとくに 」
──千種創一
今週は17日、成長拡大を司る木星が牡牛座に移動し、約1年間の「木星牡牛座期間」が始まります。
また、牡牛座には木星の他にも太陽と水星、天王星も運行しているので、牡牛座エッセンスが色濃く表れる週となりそうです。「五感を喜ばすもの」が目立ち、物質的な豊かさが膨らんでいきそうです。牡牛座的エッセンスに通じる、ゆったりさや豊潤さも表れてくるでしょう。
ただし今週は、木星に、水瓶座エリアを逆行中の冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合う角度をとっています。
そのため、牡牛座的なテーマ、特に身近な経済にまつわるものが、ショッキングな形で大きく膨らむかもしれません。たとえば、増税や食料品価格のさらなる高騰などが考えられます。
20日には牡牛座エリアで新月が起こります。この新月は恒星アルゴルを伴い、深刻なムードを纏っています(※恒星アルゴルはメデューサの首とみなされ、凶星の意味を持っています)。新旧の狭間で不要なものと必要なものの見極めをする場面。
いらないものを切り捨てることで状況を改善できそう。今まで無条件に良いと思っていたものへの色眼鏡を外すこともできそうです。ただ、元々持っていたもので有用そうなものはキープを。古いものと新しいもの両方のいいところを掴んでいくイメージです。
また、新月は物事をスタートする良いタイミングです。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の牡牛座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマが変わりますが、「真剣な選択の時間」ということは共通します。
21日には太陽が双子座エリアに移動します。双子座のキーワードは「好奇心(知的探求心)・コミュニケーション(交渉)・言語感覚」など。爽やかな風のように、他者と軽やかに対話していくムードが高まりそうです。
さらに同日太陽は、獅子座エリアに移動したばかりの火星と、水瓶座エリアを運行する冥王星と調和的に繋がります。溢れる生命力が言葉の形をとって世界に飛び出し、鮮烈な光となって跡を残していくような星の配置です。
衝動的で純粋な「人生への賛歌」が、腐ってしまった古い世界を一刀両断していくイメージです。
是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート