蠍座の星模様
どんぶらこ
木星が運行するこの場所は、蠍座にとって(自己に対向する)他者の現れる場であり、結婚や契約という意味があります。「パートナーシップを結ぶ」、または「公式な契約を交わす」といった意味も持ちます。
木星がもたらす成長拡大の作用で、今週以降(2023年5月17日~24年5月25日)は出会いの数が増え、さまざまな人と巡り会うことになります。川上から次々と桃(幸運の果実)が流れてくる様子を想像してみましょう。手を出せばそのぶん拾えますが、受け身のままでいるとどんどんチャンスを逃してしまいます。
蠍座は、積極的に他者にコンタクトすることがあまりない星座ですが、結婚運や対人運が上がったときこそ、受け身の姿勢を脱しましょう。
また今週は、パートナーやバディ的な人物から多くのことを学び、その恩恵を受けることもあるでしょう。
牡牛座新月では愛する対象が厳選されてクリアになっていきます。立場上の付き合いだけで、心が通じ合っていなかった人とは縁が切れそうです。
また、ずっと愛着してきた相手を冷静に見つめて、自分にとってその人がどんな価値があるのかを確認する新月。その上で、新しい関係性を構築すること。
新月のアファメーションは、「得たいパートナーシップ」について宣誓すると良さそうです。側にいる人によって人生の景色は大きく変わっていきます。自分にとって理想のパートナーやバディを想像してみましょう。
太陽双子座と火星獅子座、冥王星水瓶座の調和的な繋がりには「ご先祖様パワーの急な介入」のイメージがあります。生きていくのに大切な、「仕事ープライベート」のバランスを、良い方向に調律してくれるような出来事がありそうです。
嬉しい出来事が訪れるのかもしれませんし、トラブルに見えたものから幸運が舞い込むのかもしれません。運命をポジティブにとらえることが大事。
今週の全体の空模様
不穏さを打ち破る光
「光あれ 一頁目は朝焼ける砂漠へ檸檬を絞るごとくに 」
──千種創一
今週は17日、成長拡大を司る木星が牡牛座に移動し、約1年間の「木星牡牛座期間」が始まります。
また、牡牛座には木星の他にも太陽と水星、天王星も運行しているので、牡牛座エッセンスが色濃く表れる週となりそうです。「五感を喜ばすもの」が目立ち、物質的な豊かさが膨らんでいきそうです。牡牛座的エッセンスに通じる、ゆったりさや豊潤さも表れてくるでしょう。
ただし今週は、木星に、水瓶座エリアを逆行中の冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合う角度をとっています。
そのため、牡牛座的なテーマ、特に身近な経済にまつわるものが、ショッキングな形で大きく膨らむかもしれません。たとえば、増税や食料品価格のさらなる高騰などが考えられます。
20日には牡牛座エリアで新月が起こります。この新月は恒星アルゴルを伴い、深刻なムードを纏っています(※恒星アルゴルはメデューサの首とみなされ、凶星の意味を持っています)。新旧の狭間で不要なものと必要なものの見極めをする場面。
いらないものを切り捨てることで状況を改善できそう。今まで無条件に良いと思っていたものへの色眼鏡を外すこともできそうです。ただ、元々持っていたもので有用そうなものはキープを。古いものと新しいもの両方のいいところを掴んでいくイメージです。
また、新月は物事をスタートする良いタイミングです。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の牡牛座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマが変わりますが、「真剣な選択の時間」ということは共通します。
21日には太陽が双子座エリアに移動します。双子座のキーワードは「好奇心(知的探求心)・コミュニケーション(交渉)・言語感覚」など。爽やかな風のように、他者と軽やかに対話していくムードが高まりそうです。
さらに同日太陽は、獅子座エリアに移動したばかりの火星と、水瓶座エリアを運行する冥王星と調和的に繋がります。溢れる生命力が言葉の形をとって世界に飛び出し、鮮烈な光となって跡を残していくような星の配置です。
衝動的で純粋な「人生への賛歌」が、腐ってしまった古い世界を一刀両断していくイメージです。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一