魚座の星模様
駄菓子屋の社交
木星が運行するこの場所は、魚座にとって「コミュニケーション・言語の部屋」であり、子供が初めて他者と遭遇する場所でもあります。親以外で出会う最初の身近な他者は、まず兄弟姉妹、それから初等教育での級友です。この場所は、兄弟や同級生と、互いに好奇心を抱きながらも子供らしいライバル意識を持ってカードバトルをしているようなイメージを持ちます。
そこに木星が運行すると、気軽に交流する友達が増えていきます。身近な場所で習い事を始めたりもするかもしれません。木星が牡牛座にいる期間(2023年5月17日~24年5月25日)は、人と自分の違いを発見してそれを楽しめるときです。自分と他人が全く別の存在であり、違っているからこそ面白いと思えます。
牡牛座で起こる新月には、一時的に人間関係の不調和が出てきますが、愛と信頼のパワーで立ち向かえそうです。ピリピリした空気を浄化できるように、強く優しく周囲と関わっていきましょう。和を乱す人には、そっと注意の言葉を届けましょう。
また、魚座は基本的には「去る者追わず、来るもの拒まず」のスタンスですが、この新月では「来るもの選ぶ」に変化するかもしれません。選べるということは、強さでもあります。
太陽双子座と火星獅子座、冥王星水瓶座の調和的な配置の影響により、自分の無意識を言語化したフレーズが湧き上がってくるかもしれません。自分の根源的な欲求や、魂の形を知ることができそう。口から飛び出た言葉に自分でもびっくりするかもしれません。
今週の全体の空模様
不穏さを打ち破る光
「光あれ 一頁目は朝焼ける砂漠へ檸檬を絞るごとくに 」
──千種創一
今週は17日、成長拡大を司る木星が牡牛座に移動し、約1年間の「木星牡牛座期間」が始まります。
また、牡牛座には木星の他にも太陽と水星、天王星も運行しているので、牡牛座エッセンスが色濃く表れる週となりそうです。「五感を喜ばすもの」が目立ち、物質的な豊かさが膨らんでいきそうです。牡牛座的エッセンスに通じる、ゆったりさや豊潤さも表れてくるでしょう。
ただし今週は、木星に、水瓶座エリアを逆行中の冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合う角度をとっています。
そのため、牡牛座的なテーマ、特に身近な経済にまつわるものが、ショッキングな形で大きく膨らむかもしれません。たとえば、増税や食料品価格のさらなる高騰などが考えられます。
20日には牡牛座エリアで新月が起こります。この新月は恒星アルゴルを伴い、深刻なムードを纏っています(※恒星アルゴルはメデューサの首とみなされ、凶星の意味を持っています)。新旧の狭間で不要なものと必要なものの見極めをする場面。
いらないものを切り捨てることで状況を改善できそう。今まで無条件に良いと思っていたものへの色眼鏡を外すこともできそうです。ただ、元々持っていたもので有用そうなものはキープを。古いものと新しいもの両方のいいところを掴んでいくイメージです。
また、新月は物事をスタートする良いタイミングです。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の牡牛座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマが変わりますが、「真剣な選択の時間」ということは共通します。
21日には太陽が双子座エリアに移動します。双子座のキーワードは「好奇心(知的探求心)・コミュニケーション(交渉)・言語感覚」など。爽やかな風のように、他者と軽やかに対話していくムードが高まりそうです。
さらに同日太陽は、獅子座エリアに移動したばかりの火星と、水瓶座エリアを運行する冥王星と調和的に繋がります。溢れる生命力が言葉の形をとって世界に飛び出し、鮮烈な光となって跡を残していくような星の配置です。
衝動的で純粋な「人生への賛歌」が、腐ってしまった古い世界を一刀両断していくイメージです。
知覚を揺さぶる表現活動で一歩前へ。玉山拓郎が着る〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉