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5月15日〜5月21日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22〜1/19生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

山羊座の星模様

豊かさを享受する

木星が運行するこの場所は、山羊座にとって「創造性とレクリエーションの部屋」であり、人生における喜びや楽しい遊びを表す場所です。

木星は成長拡大を司るので、「喜びごと」を増やしてくれそうです。イベントやコンサートで楽しんだり、何かを創って達成感を味わったりする予感。恋愛にまつわることや、新しく子どもが生まれるといった類いの喜びも訪れるかもしれません。

木星が運行する牡牛座は、山羊座と同じ「地のエレメント」であり、現実を重視し、生活の安定や堅実さを大切にします。木星が牡牛座にいる期間(2023年5月17日~24年5月25日)は、慎重さが運を呼ぶ鍵に。その上で、豊かさや愛と美をしっかり味わおうという意識が福を招きます。

牡牛座新月では、少し優柔不断になってしまうかもしれません。新しいものと古いもの両方の良いところがわかるからこそ、どのように捨てるものを決めていくか悩みます。

迷ったときは、何が自分にとって人生の喜びのメインテーマなのかを紙に書き出してみると良いでしょう(もったいない精神もほどほどにしないと強欲さになってしまい、断捨離できなくなる)。

新月のアファメーションは、「必要なものは全て揃い、豊かに包まれる」ことをイメージすると良さそうです。

太陽双子座と火星獅子座、冥王星水瓶座の調和的な繫がりによって、経済状況を改善する具体的な解決策が閃くかもしれません。柔軟な思考をすることで、行き詰まった問題を解決できそう。思わぬところから助っ人が現れるかもしれません。

今週の全体の空模様

不穏さを打ち破る光

「光あれ 一頁目は朝焼ける砂漠へ檸檬を絞るごとくに 」
──千種創一

今週は17日、成長拡大を司る木星が牡牛座に移動し、約1年間の「木星牡牛座期間」が始まります。

また、牡牛座には木星の他にも太陽と水星、天王星も運行しているので、牡牛座エッセンスが色濃く表れる週となりそうです。「五感を喜ばすもの」が目立ち、物質的な豊かさが膨らんでいきそうです。牡牛座的エッセンスに通じる、ゆったりさや豊潤さも表れてくるでしょう。

ただし今週は、木星に、水瓶座エリアを逆行中の冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合う角度をとっています。

そのため、牡牛座的なテーマ、特に身近な経済にまつわるものが、ショッキングな形で大きく膨らむかもしれません。たとえば、増税や食料品価格のさらなる高騰などが考えられます。

20日には牡牛座エリアで新月が起こります。この新月は恒星アルゴルを伴い、深刻なムードを纏っています(※恒星アルゴルはメデューサの首とみなされ、凶星の意味を持っています)。新旧の狭間で不要なものと必要なものの見極めをする場面。

いらないものを切り捨てることで状況を改善できそう。今まで無条件に良いと思っていたものへの色眼鏡を外すこともできそうです。ただ、元々持っていたもので有用そうなものはキープを。古いものと新しいもの両方のいいところを掴んでいくイメージです。

また、新月は物事をスタートする良いタイミングです。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の牡牛座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマが変わりますが、「真剣な選択の時間」ということは共通します。

21日には太陽が双子座エリアに移動します。双子座のキーワードは「好奇心(知的探求心)・コミュニケーション(交渉)・言語感覚」など。爽やかな風のように、他者と軽やかに対話していくムードが高まりそうです。

さらに同日太陽は、獅子座エリアに移動したばかりの火星と、水瓶座エリアを運行する冥王星と調和的に繋がります。溢れる生命力が言葉の形をとって世界に飛び出し、鮮烈な光となって跡を残していくような星の配置です。

衝動的で純粋な「人生への賛歌」が、腐ってしまった古い世界を一刀両断していくイメージです。

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