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5月1日〜5月7日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

蠍座の星模様

奉仕と覚悟

昨年10月の新月は「自分が連携のキーパーソンになること」を課題としてチャレンジするタイミングでした。積極的に闘うことを意識しつつ、周囲の人を良いグルーヴで巻き込んでいき、しなやかで強い連帯を実現できているでしょうか。

誰もが発言しやすいような「場」そのものに自分がなれていれば、実り多い半年間だったといえるでしょう。

今週の満月は、自分がリーダーシップを取って場を取り仕切り、強いチームをつくろうと意欲が湧き上がるタイミングです。

「自分がやらねば」という気持ちは、自分以外の誰かのため、仲間や家族、パートナーのために最善を尽くしたいという気持ちの裏返しかもしれません。覚悟が決まってきそうです。

また、火星(意欲・勇気)と天王星(改革・刷新)が調和的なコンタクトをとると、現実逃避をしたくなるかも。新しくリフレッシュできる場所を開拓し、心も身体も柔らかくすると良さそうです。ほぐれると、良いアイデアや良い運気がスムーズに流れ込んできそうです。

金星(愛と喜び)と木星(成長・拡大)が仲良く繋がっている影響で、自分の視野が狭まっていることに気がつくような出来事があるかもしれません。

その原因は、外部からの期待やプレッシャーのようです。利他性は保ちつつも、自分のためにやるのだ、というスタンスでバランスをとっていきましょう。

冥王星が逆行し始めると、居場所(地元・家庭)のことでいったん保留になっていた問題が再浮上してくるかもしれません。関係の見直しや修復などが起きる兆し。

今週の全体の空模様

自分を信じる強さ

「自分自身でおありなさい。弱気のために喋舌つたり動いたりすることを断じておやめなさい。断じてやめようと願ひなさい。
そしてそれをほんの一時間でもつづけて御覧なさい。すればそのうちきつと何か自分のアプリオリといふか何かが働きだして、歌ふことが出来ます。」
──中原中也『小林佐規子(長谷川泰子)宛 書簡』

今週は6日に蠍座で満月があります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年の10月の蠍座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

蠍座新月のテーマは、「誰かとの連携強化」でした。そしてこの満月では、敵味方がはっきり見えて、公私問わず関係性のリセットボタンを押すこともありそうです。

半年の間、さまざまな考えに触れて、どんなカテゴリーが自分にいちばんマッチするのか悩んでいたかもしれません。信じたものが間違っていた、ということも経験したかもしれません。

けれど今週、どこにも属さず、これまで深く結びついていたものからも離れ、独立しようという意志が湧き上がってきそうな気配があります。

今週の満月は、自分の本質と真正面から向き合えそうです。自分自身に誠実であることを優先する。そういう決意の時です。周りの意見を忖度したり、人の意見に流されてきたりといったことを思い切ってやめて、すっきりできそうです。

自分の目で物事を見つめ、自分の心で感じ、自分の頭で考え、そして自分で生き方を選ぶ。その上で、信頼できる仲間と連携して大きなことを成し遂げたいと意欲が湧く満月です。

今週の他の天体配置を見ると、火星(意欲・勇気)と天王星(改革・刷新)が調和的なコンタクトを取っています。「新大陸発見」のような良いニュースが舞い込みそう。

金星(愛と喜び)と木星(成長・拡大)が仲良く繋がっている影響で、楽観的な雰囲気が世の中に広がり、良い意味で人目を気にせずに、自由な発想を持つことができそうです。

冥王星が逆行を始めると、世の中で過去の出来事が多く振り返られるようになり、それに伴って社会構造の歪みが浮き彫りになるかもしれません。

4月24日〜4月30日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

写真家・大辻隆広さん、子どもたち

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