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5月1日〜5月7日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の魚座(2/19〜3/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

魚座の星模様

輪になって踊る

昨年10月の新月は「自分を高める専門知識を得られる場所にたどりつくこと」を課題として半年間のチャレンジを始めるタイミングでした。

より良い場所にたどり着くために、「憧れ」という希望の星を見上げて進むこと。背伸びして、成長すること。それがテーマでした。「これを習得できた」という手応えがあるか、振り返ってみましょう。

今週の満月は、仲間と一緒に学ぶことにチャレンジしたくなりそうです。今週の満月は、仲間を作って知的探究をしたくなるとき。「三人寄れば文殊の知恵」ともいうように、一人で考えるよりも、複数人の知恵を持ち寄るほうが物事の進みは早くなります。

学びや研究、探求に広がりを持たせるためにも、同志と連携すると良いでしょう。

また、火星(意欲・勇気)と天王星(改革・刷新)が調和的なコンタクトをとる影響で、自由なアイデアがどんどん出るような楽しいコミュニケーションができそうです。大胆で奇抜な仮説を立てて、それを検証していくイメージもあります。

金星(愛と喜び)と木星(成長・拡大)が仲良く繋がっているので、自分のポジションや役割について良い方向に修正できそうです。ソファに置いたクッションのように、ほんの少し調整するだけでも居心地が良くなることがあります。

冥王星が逆行し始めると、心の奥底にある不安が出てくるかもしれません。根拠のない不安は、あまり凝視せずに受け流すことも必要です。

今週の全体の空模様

自分を信じる強さ

「自分自身でおありなさい。弱気のために喋舌つたり動いたりすることを断じておやめなさい。断じてやめようと願ひなさい。
そしてそれをほんの一時間でもつづけて御覧なさい。すればそのうちきつと何か自分のアプリオリといふか何かが働きだして、歌ふことが出来ます。」
──中原中也『小林佐規子(長谷川泰子)宛 書簡』

今週は6日に蠍座で満月があります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年の10月の蠍座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

蠍座新月のテーマは、「誰かとの連携強化」でした。そしてこの満月では、敵味方がはっきり見えて、公私問わず関係性のリセットボタンを押すこともありそうです。

半年の間、さまざまな考えに触れて、どんなカテゴリーが自分にいちばんマッチするのか悩んでいたかもしれません。信じたものが間違っていた、ということも経験したかもしれません。

けれど今週、どこにも属さず、これまで深く結びついていたものからも離れ、独立しようという意志が湧き上がってきそうな気配があります。

今週の満月は、自分の本質と真正面から向き合えそうです。自分自身に誠実であることを優先する。そういう決意の時です。周りの意見を忖度したり、人の意見に流されてきたりといったことを思い切ってやめて、すっきりできそうです。

自分の目で物事を見つめ、自分の心で感じ、自分の頭で考え、そして自分で生き方を選ぶ。その上で、信頼できる仲間と連携して大きなことを成し遂げたいと意欲が湧く満月です。

今週の他の天体配置を見ると、火星(意欲・勇気)と天王星(改革・刷新)が調和的なコンタクトを取っています。「新大陸発見」のような良いニュースが舞い込みそう。

金星(愛と喜び)と木星(成長・拡大)が仲良く繋がっている影響で、楽観的な雰囲気が世の中に広がり、良い意味で人目を気にせずに、自由な発想を持つことができそうです。

冥王星が逆行を始めると、世の中で過去の出来事が多く振り返られるようになり、それに伴って社会構造の歪みが浮き彫りになるかもしれません。

4月24日〜4月30日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

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