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5月1日〜5月7日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

蟹座の星模様

潮が満ちるように

昨年10月の新月は「仲間とクリエイティブなことをする中で自己表現や自己実現をする」をテーマにチャレンジをするタイミングでした。

半年間仲間と協働し、調和的にクリエイションする筋肉を鍛えることができたなら、自分でも成長を感じているでしょう。

今週の満月では、「私たちならもっと凄いことができるのでは?」と熱意が燃えてくるかもしれません。さらに幅広いジャンルの人や、違う業種の人ともタッグを組んで、新しいアイデアをどんどん出していきたくなりそうです。自分の企画力に自信が持てるとき。

また、火星(意欲・勇気)と天王星(改革・刷新)が調和的なコンタクトは、荒唐無稽なプランを現実に落とし込む力をもたらします。その道のプロに相談すると、具体的で実現可能な設計図が出てくるでしょう

金星(愛と喜び)と木星(成長・拡大)が仲良く繋がっている影響で、職場で大きなイメージチェンジをすることになるかもしれません。それは、被っていた猫を脱ぐことでもありそう。「やっぱりこっちがいいんだよね!」という、軽さと明るさが出てくるシーンです。

冥王星が逆行し始めると、人間関係のしがらみの面倒くささがじわりと表れそうです。チームには慎重な人もいた方がいいのですが、その慎重さにこちらの進めたいことのブレーキをかけられるようで、少し抵抗を覚えるかもしれません。

今週の全体の空模様

自分を信じる強さ

「自分自身でおありなさい。弱気のために喋舌つたり動いたりすることを断じておやめなさい。断じてやめようと願ひなさい。
そしてそれをほんの一時間でもつづけて御覧なさい。すればそのうちきつと何か自分のアプリオリといふか何かが働きだして、歌ふことが出来ます。」
──中原中也『小林佐規子(長谷川泰子)宛 書簡』

今週は6日に蠍座で満月があります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年の10月の蠍座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

蠍座新月のテーマは、「誰かとの連携強化」でした。そしてこの満月では、敵味方がはっきり見えて、公私問わず関係性のリセットボタンを押すこともありそうです。

半年の間、さまざまな考えに触れて、どんなカテゴリーが自分にいちばんマッチするのか悩んでいたかもしれません。信じたものが間違っていた、ということも経験したかもしれません。

けれど今週、どこにも属さず、これまで深く結びついていたものからも離れ、独立しようという意志が湧き上がってきそうな気配があります。

今週の満月は、自分の本質と真正面から向き合えそうです。自分自身に誠実であることを優先する。そういう決意の時です。周りの意見を忖度したり、人の意見に流されてきたりといったことを思い切ってやめて、すっきりできそうです。

自分の目で物事を見つめ、自分の心で感じ、自分の頭で考え、そして自分で生き方を選ぶ。その上で、信頼できる仲間と連携して大きなことを成し遂げたいと意欲が湧く満月です。

今週の他の天体配置を見ると、火星(意欲・勇気)と天王星(改革・刷新)が調和的なコンタクトを取っています。「新大陸発見」のような良いニュースが舞い込みそう。

金星(愛と喜び)と木星(成長・拡大)が仲良く繋がっている影響で、楽観的な雰囲気が世の中に広がり、良い意味で人目を気にせずに、自由な発想を持つことができそうです。

冥王星が逆行を始めると、世の中で過去の出来事が多く振り返られるようになり、それに伴って社会構造の歪みが浮き彫りになるかもしれません。

4月24日〜4月30日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

アーティストのnina

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