今週の空模様
おもうに この国の稚い子宮は したたかな絶望を 敢然と孕まねばならぬ 何度でも 何度でも 何度でも ──茨木のり子「民衆のなかの最良の部分」より（『現代詩文庫20 茨木のり子詩集』）
先週に引き続き、火星（闘争・燃えたつ力）と土星（責任・節制）が協力関係を結んでいます。「仲間」に誰を選ぶのか、誰と連帯するのかを考えることになりそう。
また、太陽に木星（成長・拡大）が接近し、重なろうとしていきます。それにより、個人個人の思いや行動がとても目立ち、意味のあるものとして見えてきそうです。
4日には水星（思考・コミュニケーション）が牡牛座エリアに移動し、冥王星（破壊と再生）と繋がります。極端な意見や思想が世の中に出てくるかもしれません。
今週は6日に天秤座エリアで満月があります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年9月の天秤座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。
新月で定められたテーマは、「世界と自分は深く繋がっていて、切り離せはしないと覚悟すること」でした。そしてこの満月のタイミングで、その覚悟がしっかりと決まりそうです。
この半年の間、「変わりゆく世界」を意識し、過酷な運命を乗り越えるためのミッションについて秘密の相談をし、意見のすり合わせをすることがテーマでした。想定以上の世界の歪さや目まぐるしさに直面する場面もあったでしょう。
今週は、世の中の「悪い部分」は簡単に取り除くことはできないと理解し、むしろそこにフォーカスし深く知っていくことが重要だとわかるタイミングです。
敵に見えるもの、禍々しいものの正体を知ることが求められます。角度を変えた観察と理解。想像力を持つことが解決の糸口になりそうです。
双子座の星模様
遊ぶ心とともに
先週から、火星と土星が調和的に繋がっています。仕事が増えて目が回ってしまいそう。ひとまずは来た案件を全部受け止めるところからスタートです。
全体を俯瞰して見ながらスケジュール調整をしていきましょう。体力勝負になりそう。
また、太陽に木星が接近していくと、友人知人たちが賑やかにしているのが外から聞こえてくるようなイメージが湧いてきます。自分を牽引してくれるような誰かとの出会いがあるかも。
4日の水星（思考・コミュニケーション）と冥王星（破壊と再生）の繋がりの影響によって、自分が無意識的に持つ感覚が呼び起こされそう。
宗教や哲学、もしくはスピリチュアル的な情報に刺激されて、眠っていたセンス（直感力）に気がつくかもしれません。
昨年9月の新月は「自分（演者）と相手（オーディエンス）との隔たりをなくして、相手の言葉をキャッチすること」がテーマでした。
オーディエンスの求めるものと自分がやりたいことの両方の要素を持つクリエイションを打ち出していく訓練の期間でした。サービス精神が鍛えられたとも言えるでしょう。
この満月では、相手の立場や状況を想像できているか自問してみましょう。なるべく多くの層に声を届けるには、広い視野と豊かな想像力が大事です。
様々な人がいますが、誰のこともを置いてきぼりにしないような愛や思いやりが持てれば、満月の大きな収穫です。
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