今週の空模様
今週は、太陽は魚座の終盤エリアを運行します。牡羊座エリアへの移動を目前に控えています。
占星術では「太陽が牡羊座エリアに入る」=春分であり、一年のスタートとなります。太陽が牡羊座エリアに入るインパクトを「新しい命の誕生」とするならば、今週は、宇宙の羊水の中にいる赤ん坊が生まれることを今か今かと待っているイメージです。
新しい命が生まれる前に、その命が直面する世界がどのようなものなら理想的かを考えてみましょう。
戦争、構造的貧困、自然環境への負荷、食糧不足。偏った思想によって社会は分断され、政治腐敗が蔓延している。現代世界には、人間の加虐性や残酷さが大きく影を落としています。
しかし、赤ん坊の誕生に際して、こんな世界を望む人はいないでしょう。平和で、愛と希望に満ちた世界を望むものです。
今週はその理想に一歩でも近づくために、平和や公平さ、豊かさとは何かを、立ち止まってシンプルに考えていくタイミングです。
プロパガンダ的なものを忌諱しながら、社会や政治のあり方を論じる人々の声が矢のように飛び交います。その声は、今世の中にある痛みを浮き彫りにし、考えるきっかけをつくりそうです。
17日に金星(愛と喜び)がホームグラウンドである牡牛座エリアに入り、心地よさげに伸びをして光を振りまきます。幸運の女神の恩恵が広がりやすくなります。
19日には水星(知性・言語感覚・コミュニケーション)が牡羊座エリアに入り、率直で情熱的な対話が始まりそうです。
牡牛座の星模様
喜びを歌う
今週は、未来を夢見ることも、現実をしっかりと見つめることも、両方バランス良くできそうです。
太陽・海王星・水星が「友情」「人脈」や「未来の計画」を意味する場所を運行していることにより、知人と明るい未来について語り合うと楽しくなりそうです。
イメージを膨らませて、どんな未来を望むのか描いてみましょう。空想力や想像力が大切です。また、美術館や劇場に行ってアートに親しむのも良さそうです。
しかし、太陽・海王星・水星による「明るい未来を夢想させる配置」に対し、火星が厳しい角度をとり、現実を突きつけてきます。
空想が進むと、「その実現にどれくらいの努力が必要か」「そこにたどり着くまでの時間や手段はあるのか」と、自分で冷静なブレーキをかけるかもしれません。
とはいえ、熱意を持ってしっかりと努力を重ねれば、想像を現実にすることは不可能ではありません。
17日に、牡牛座にとって支配星(守護星)の金星が牡牛座エリアに入ってきます。自分の魅力も上がり、棚ぼた的な幸運が舞い込むなど、良い出来事が起こりやすい時です。
ただし、誘惑に負けやすくもなるので、食べすぎたり、買い物をしすぎたりするということもありそうです(~4月10日)。
19日に水星が牡羊座エリアに入ると、ひとりで考える時間が増えるかも。自分の内面を観察することで、幸運の鍵が掴めそうです。
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