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3月6日〜3月12日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20~2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週、7日に土星が魚座エリアに入り、3年間の土星魚座運行期が始まります。

占星術では、土星は重苦しさや陰鬱さ、困難などを意味します。と同時に、真面目さや地道な努力も象意に持ちます。安全な建物を建てるにはしっかりとした基礎工事が必要なように、人生を形作っていく上では土星の堅実さも大切です。

これからの3年間、12星座それぞれに、コツコツと取り組むべき「土星魚座テーマ」の課題が出されます。

魚座のエッセンスは「信じる心/Believe」です。何を信じるかによって人生は変わります。また、個々の人生を集めた社会も変わります。

この世界では、多くの人から信仰されるものが価値を持ち、そのまま「力」を持つからです。例えば、お金や人気、宗教、正義などです。

情報ひとつとっても、ある人にはどんなに大嘘に聞こえてもそれを信じている人にとってはその「嘘」が「真実」なのです。また、信じる人が多ければそれだけで真実のように見えてきてしまいます。

それが普通だと思い、なんの疑いを持っていなかったことも、実は誰かに「信じ込まされていた」のかもしれません。周りに流されずに状況を違う視点から眺めてみることが、今週からの3年間の課題となります。

どうして自分はそれを信じるのか、冷静に考察することが求められるでしょう。また、自分がそれを信じることが社会にどうつながるのか考えてみること。

信じる心は力を持ち、世の中を良くも悪くも動かすものです。土星が魚座から呼びかけるのは、「信じる」という行為への責任です。

また、7日は乙女座エリアで満月が起きます。満を持して自分の意見を表明する、もしくは、我慢してきたことに耐えられなくなって不満を噴出させるようなイメージのある満月です。

内的葛藤の末、大きな変化が起き、今週がターニングポイントになる人も多いかもしれません。

また、昨年8月の乙女座新月にアファメーションをしたことが叶っているのか振り返り、もし叶っていれば天に感謝するタイミングです。

水瓶座の星模様

手の中に残すもの

今週全体は、周囲がクルクルと動いていますが、それらは離れた所での動きで、直接的な影響は少なそうです。火星(勇気と意欲)が水瓶座と調和的な位置にあり、友達と楽しい時間を過ごせそうです。

3年間の土星水瓶座運行期の厳しい課題が終わり、重たい荷物を背中から降ろして自由に動いても良いのでは、という気持ちになりそうです。険しい山道から平坦で明るい遊歩道に抜けて一安心。

7日から始まる3年間の土星魚座タームの課題は、「大切なもの(価値のあるもの)を見極める」です。

人は、価値を見出しているものは大事に扱います。逆に、雑に扱っているのであれば、それは、もう価値を認めていないということです。

今週からは、何を丁寧に扱い、何を雑に扱っているかを再確認することが求められます(自分がどう扱われているかも確認していきましょう)。

今まで持ち物や財産に積極的な興味がなかった人も、「手の中に何を残したいのか」がテーマになっていきます。

そして、急に価値観が変わるかもしれません。執着していたものの価値を信じられなくなり、大事にしていたものも手放したくなるかもしれません。または、今まで価値を認めていなかったものの中に信じられる何かを見つけ、それが宝物になるかもしれません。

7日の満月は、水瓶座にとって「共有財産・親密な関係の部屋」「絆を強めるギフト」を意味する場所で起こります。

昨年8月の新月から「相手の立場になって想像する」「相手と自分とのギャップを観察する」ことが大切な要素になっていました。この満月では、そこから一歩進んで、自分が思ったことをきちんと言葉でぶつけてみましょう。

対話によって、ボタンの掛け違いも直せそうです。もし、仲直りしたい人がいれば連絡を取りましょう。

俳優の笠松将

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