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2月27日〜3月5日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20~2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

来週、土星が水瓶座エリアから魚座に入ります。

その直前の今週は、2020年から続いていた土星水瓶座運行のタームの総仕上げとなります。水瓶座は、社会意識、社会全員で見る未来、人道的なビジョンといったテーマを持ちます。

その星座に責任や試練を司る土星がいたため、今週までの3年間は、「私たちの未来はどうあるべきなのか」ということを問いかけられていました。

各星座それぞれがこの3年間土星からの課題を振り返る良いタイミングです。

土星は「試練・責任」のほか、偶然に出くわす「苦痛」や「困難」も紐づけられています。そこに教導的な意味を見出せば、苦しみから喜びや成功を生み出す錬金術となりえるのです。

また土星は「うわべだけ」の対応を許さない厳格さを持ちます。自然に解決することを期待して問題を放置したり、捨てるべきものに固執したりすると、土星が魚座に移った後も、社会が進む方向性を考えさせるようなニュースが出てくるでしょう。

また今週は幸運の星である金星(愛と喜び)と木星が重なり、嬉しいことがありそうです。

この2つの天体は12星座のスタートである牡羊座エリアを運行しています。「新しく始まる喜びと希望」が強く輝きます。ひとつでも灯りが増えるように、前向きな気持ちでいましょう。

世界は真っ黒でも真っ白でもなく、喜びも悲しみも、吉も凶も同時に存在しています。

すべてを抱えて進んでいく大きなうねりが発生しそうな週です。時代の境目にいると感じることがあるかもしれません。

水瓶座の星模様

恐れを乗り越えて

土星がこの3年間運行しているのは、「自分自身の部屋」であり、自力で人生を切り拓くことを表す場所です。水瓶座にいる土星が課してきたテーマは、自分の願いや自己受容にまつわるものでした。

今週までの3年間を振り返ると、アイデンティティを否定されるような出来事に見舞われたり、望みが決して叶わないような気持ちに襲われたりしたかもしれません。それは、土星からの試練でした。

そして、「勝負をしても負けてしまうだろう」と尻込みし、たくましく努力することを放棄した自分もいたはず。もしくは、「自分はそれに値しない」と自ら望みを突き放すようなこともしていたかもしれません。

けれども自分の本心を直視し、本当に得たいものを得るために失敗への恐れを乗り越えられたか。それが、今週振り返りたいポイントです。

内なる恐怖心を踏み潰して進むことができていれば、土星の課題をクリアしていると言えるでしょう。また、誤魔化して続けてきたことがあれば、そろそろ終わりにできそうです。

2日は、金星と木星が「コミュニケーション・言語の部屋」であり気軽な交流を表す場所で重なり、「幸運の鐘」が鳴り響くような素晴らしい日です。近所散策に出かけたり、カフェで友人と語らったりして過ごすのがおすすめです。

3日に水星(言語・コミュニケーション)と土星が水瓶座エリアで重なります。自分の気持ちと言葉がしっかりと重なって、大切な話し合いができるタイミング。

ただし、同日に水星は魚座エリアへと移動するので、話したことが曖昧になるかもしれません。せっかく伝えたことが消えないように手紙にして渡すのも良いでしょう。

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