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2月20日〜2月26日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「『本当の自分』、『本当の誰か』というコンセプトから解放されることは、帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放に似ている。
たった一つでなければならず、たった一つであることが素晴らしいのだという思い込みから外れること。」
──『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ

今週は20日に魚座エリアで新月が起こります。この新月は「心理的に安全な場所を見つけていく」といったテーマを持ちます。

自分も他者も、どんな扱いをされたら喜び、悲しむのか。それをクリアにしていくこと。

自分にとって価値のあるものを、その価値を共有していないその他大勢に触られないように保護するイメージです。そして、他の場所に行けば大切なものを分かり合える人に出会えると気づく週です。

それが、「帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放」でもあります。

柔軟にいくつもの場所に属したり、ときには自然な自分でいられる場所に避難したりすること。話題やテンション、フィーリングの種類によって、流動的に多様な人たちと繋がるタームの始まりです。

また、差別や不平等に気づいていない人たちに、「強い言葉」を浴びせてショック療法を試みる人が現れそうです。それによって、多くの人が目を覚まし、時代を察知する能力を得られるようになります。

人々は既存のものにうんざりしだし、まったく新しいものへ期待を込めるようになります。改革を願う心が社会に広がっていきそうです。

ただ、意見の食い違う誰かを説得しようとしても、理解してもらうのに骨が折れる。もし、伝えたい何かがあるのなら、物事の裏表両方の視点を持ちながら考え、対話すると良いでしょう。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。

そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「大切なものを自分でまもる」というところは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

また、22日には、占星術上で大きな影響力を持つロイヤルスターのひとつフォーマルハウトという恒星が太陽のそばにいます。

遠大な想像力が世界全体に広がり、希望が輝いたり、高い理想が掲げられたりします。直感とひらめきで道がひらかれていくタイミングかもしれません。

蟹座の星模様

雑音を遮断

今週20日の新月は「安心して研究する」がテーマになります。新月は「遠方への旅」「ここではないどこか」「体系的な叡智」を意味する場所で起こります。

学ぶことや自己研鑽の内容を見つめ直し、自分がどこで取り組んでいきたいかと考えるとよさそうです。

目指すのは、たとえば「研究論文を安全なシェルターで書く」ようなこと。雑な横やりを入れてくる人がいない場所まで避難するイメージです(気持ちの揺れに敏感な蟹座にとってはとても大切なことです)。

心理的安全性が保たれるように、居場所の変更を検討をすること。違うゼミや研究室に入ること、国を変えることも視野に入れると良いでしょう。

たくさん選択肢のある学びの場に行けば、本当に自分がやりたいものを知るきっかけが生まれるかもしれません。

また、新月のタイミングでは、水星(知性・コミュニケーション)と火星(勇気・闘争)が仲良くコンタクトしあい、水星には牡羊座エリアを運行する木星(成長・拡大)が調和して繋がっています。

それによって、目上の人から断りづらい依頼が来るかもしれません。こちらの事情をわかってもらうのが難しいかもしれません。断るときは、相手に共感はしているという態度を見せるようにしましょう。

アファメーションは「高度な学び」「海外や遠方との関わり」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「本当に行きたかった国(遠方)に行けました」「安心して知的研鑽ができました」などです。

また、20日は金星(愛と喜び、幸運)が「キャリア」や「公的な場面」「社会参画」を意味する場所に入ります。その影響で「仕事の楽しみ」の運気が高まります。(〜3月17日)棚ぼたラッキーな案件に恵まれそうです。

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