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2月6日〜2月12日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の魚座(2/19~3/20生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「もつと強く願つていいのだ/わたしたちは幾種類ものジヤムが/いつも食卓にあるようにともつと強く願つていいのだ/わたしたちは朝日の射すあかるい台所がほしいと/すりきれた靴はあっさりとすて/キユツと鳴る新しい靴の感触を/もつとしばしば味いたいと」
——茨木のり子「もっと強く」抜粋

今週のポイントは、6日の獅子座エリアでの満月です。「新月」で蒔いた種を「満月」で収穫する、というサイクルがあります。

昨年7月の獅子座新月のテーマは「私たちの財産や豊かさ」について考え、富の再分配をどのようにしていくのかを検討することでした。

その落としどころ(収穫)としての獅子座満月では、とりあえず今あるものを大事にし、堅実に歩んでいこうという気持ちになります。

これは良い意味では「日常の中でのささやかな豊かさに感謝して喜ぶ」、悪い意味では「現状維持以上のことを考えられず、理不尽さや苦境を諦めの境地で受け入れる」と言えます。

満月には牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)が激しい角度でぶつかっています。

そのため、「本当にこれでいいのだろうか?」「理想を捨ててはいけない」と疑問や問題提起が差し込まれています。

現状に不具合があるときに、まったく見当外れで本質から離れた解決策が提示されることがあります。満月にぶつかる天王星は、そんな世の中をも厳しく批判してきます。

小手先の案ではなく、問題が生じた根本原因に目をやって全く新しい方法を選ぼう、というメッセージです。

また、太陽と天王星、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)の殴り合いが週半ばまで続きます。仕事であれ、人間関係であれ、変わることを望むのであればこのタイミングを活かすとよさそうです。

12日には水星(知性・コミュニケーション)が水瓶座エリアを運行し始めます。感情より論理を優先して物事を進めていけそうです。

さらに、俯瞰的な見方が冴え、膨大な資料や情報をまとめる業務も捗るでしょう。長期的な新しい目標も見つかりそうです。年度末の忙しさを助けてくれる水星です。

魚座の星模様

フィーリング重視

魚座は、「直感(霊感)」を味方にできる星座です。理屈や理論ではなく直感に従い、運気の波のようなものを感じながら生きています。

獅子座新月から満月の半年間のタームでは、その直感力を優先させることなく、目の前にきた業務に誠実に、ある意味では機械的に、取り組むことがテーマになっていました。

波長が必ずしも合うわけではない人と一緒に働かなければいけないということも、課題の一つだったでしょう。

急に業務が割り振られて、身構えて、ネガティブな気持ちで始めていた仕事。しかし、今回の満月では、そこにフィーリングが合ってきて、高揚感を得られたり喜びが湧き上がってきたりします。

新しい感覚が体に浸透したことにより、周囲にいるメンバーが変わるかもしれません。自然な流れで、転職や引っ越しを考えることもありそうです。

今週半ばまで、太陽と天王星がハードに刺激し合うことで、友人や兄弟姉妹とお喋りに花が咲き、懐かしい思い出話がたくさん出てきそうです。

また、火星と金星がせめぎ合っているパワーのおかげで、身近な場所で楽しい時間を過ごせそうです。

自分の部屋で新しいゲームに夢中になるようなことはもちろん、住んでいる街で面白い店を見つけたりもするかもしれません。美容&筋トレに励むのも良いでしょう。

小宮山雄飛

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」

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