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2月6日〜2月12日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「もつと強く願つていいのだ/わたしたちは幾種類ものジヤムが/いつも食卓にあるようにともつと強く願つていいのだ/わたしたちは朝日の射すあかるい台所がほしいと/すりきれた靴はあっさりとすて/キユツと鳴る新しい靴の感触を/もつとしばしば味いたいと」
——茨木のり子「もっと強く」抜粋

今週のポイントは、6日の獅子座エリアでの満月です。「新月」で蒔いた種を「満月」で収穫する、というサイクルがあります。

昨年7月の獅子座新月のテーマは「私たちの財産や豊かさ」について考え、富の再分配をどのようにしていくのかを検討することでした。

その落としどころ(収穫)としての獅子座満月では、とりあえず今あるものを大事にし、堅実に歩んでいこうという気持ちになります。

これは良い意味では「日常の中でのささやかな豊かさに感謝して喜ぶ」、悪い意味では「現状維持以上のことを考えられず、理不尽さや苦境を諦めの境地で受け入れる」と言えます。

満月には牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)が激しい角度でぶつかっています。

そのため、「本当にこれでいいのだろうか?」「理想を捨ててはいけない」と疑問や問題提起が差し込まれています。

現状に不具合があるときに、まったく見当外れで本質から離れた解決策が提示されることがあります。満月にぶつかる天王星は、そんな世の中をも厳しく批判してきます。

小手先の案ではなく、問題が生じた根本原因に目をやって全く新しい方法を選ぼう、というメッセージです。

また、太陽と天王星、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)の殴り合いが週半ばまで続きます。仕事であれ、人間関係であれ、変わることを望むのであればこのタイミングを活かすとよさそうです。

12日には水星(知性・コミュニケーション)が水瓶座エリアを運行し始めます。感情より論理を優先して物事を進めていけそうです。

さらに、俯瞰的な見方が冴え、膨大な資料や情報をまとめる業務も捗るでしょう。長期的な新しい目標も見つかりそうです。年度末の忙しさを助けてくれる水星です。

蟹座の星模様

内と外

蟹座は「家(家族)」に対する愛着が強い星座といわれています。

獅子座新月から満月の半年間のタームでは、自宅やオフィスの持ち物の整理がテーマでした。要る・要らない・保留の3つで持ち物を分類することで、部屋の整理が進んだ人もいるでしょう。

ただ、保留にした物ばかりになっているかもしれません。また、自分の物は片付いていても、家族の分は捗っていなかったり。

この満月は、思ったほどには整理されていないと、自分一人での片付け能力の限界に気が付くタイミングです。

もし片付けを進めたいのであれば、片付けが得意な人にアドバイスを聞いたり、手を借りると良さそうです。外部の人に介入してもらうとスピーディーに片付くでしょう(ただし、家族や同僚のスケジュールを確認し了承を得ること)。

今週半ばまで、太陽と天王星がハードに刺激し合い、「外部の繋がりVS身内の繋がり」もしくは「古いルール(因習)VS新しい手法」の狭間で迷うかもしれません。

外部の価値観に触れることで、改めて自分の価値観を振り返ることとなり、自分の大切なものがクリアになる良い効果もありそうです。水星が水瓶座エリアを運行し始めると、家の用事で細々と動くことが多くなりそう。

また、火星と金星がせめぎ合う影響で、欲しいもののためにこっそりと努力できるとき。たとえば、着たい服のために、密かにダイエットや筋トレをするイメージです。黙って遂行するミッションの方が成功しやすいでしょう。

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着て画家・友沢こたおが新しい表現を模索する日々

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