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1月30日〜2月5日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「知的探求は(それが本質的なものであろうとするならば)、つねに『私は何を知っているか』ではなく、『私は何を知らないか』を起点に開始されます。そして、その『答えられない問い』、時間とは何か、死とは何か、姓とは何か、共同体とは何か、貨幣とは何か、記号とは何か、交換とは何か、欲望とは何か……といった一連の問いこそ、私たちすべてにひとしく分かち合われた人間的な問いなのです」
──『寝ながら学べる構造主義』内田樹 

占星術で読む基本の10天体全てが順行となり、「全員が前を向いて動いている」状態となりました。起業や入籍、引っ越しなど、何かを始めるのに相応しいタイミングです。


先週に引き続き、水星と天王星(刷新・改革)、太陽と火星(勇気・意欲)が調和的に繋がっています。今週はそこに、2つの「殴り合いの関係」が加わってきます。1つ目は太陽と天王星、2つ目は火星と金星(愛と喜び)です。

これらの星の配置により、「理論VS理論」「正解VS正解」という図式が見えてくるかもしれません。

立場が違うと、「理論」も「正解」も変わってきます。どこから物事を見ているのか、その視点が明らかになっていきそうです。

政治の分断、仕事での意見の食い違い、男女関係の諍いなど、あらゆるところで対立が生まれる気配。派閥争いは激化するかもしれません。それに加えて、シーライオニングや水掛け論といった、不毛な議論の応酬も見られそうです。

「はっきりとした物言い」に、真偽も問わず多くの人が従ってしまうのは、「軽・早・安」を優先してきた社会に原因があります。

あまりに情報が多すぎるのも、混迷を生む要因になっているでしょう。システムにとらわれずに思考し、社会とその中での自分の立ち位置を客観的に観察したい週です。

双子座の星模様

新種の発見

双子座は12星座の中で一番「好奇心旺盛」といわれます。「新しく知ること」が好きで、すでに知っているものに対しては淡白な態度を取りがちです。

今週は双子座の知的好奇心を満たすような運気がやってきて、楽しくなるかもしれません。アンテナを立てて、新しいものを察知していきましょう。

先週に引き続き、太陽と火星がハーモニーを奏で、学習意欲が湧いてきます。「ここではないどこか」に行きたくなったり、遠方への旅行計画を立てたりするかもしれません。

今週天王星が運行しているのは、双子座にとって、まだ見ぬ新種の生き物がたくさん生息する深海のような場所。

そこで天王星と太陽が激しく殴り合うようなコンタクトを取るので、「新種の発見」的なことが起こるかもしれません。自分の内側にも今まで知らなかったものが潜んでいたのだと気がつきそうです。

また、水星と天王星の調和的な配置により、新しく発見したものの謎を解き明かすサポートを得られそうです。先人の知恵が、謎解きの大きな鍵になるかもしれません。

火星と金星がせめぎ合う影響により、仕事の場面で「食い違い」が生まれるかも。自分は「激辛カレー」が売りの店主で、そこに「イチゴパフェ」をリクエストする客がやって来るようなイメージがあります。

その無茶ぶりに応えていくことで、仕事の幅が広がり、幸運が訪れそうです。

今週、月は牡牛座エリアから獅子座エリアへと向かい、「上弦」です。2月6日の満月に向かって、どんどん膨らんでいきます。それに合わせて、心も大きく膨らんでいきます。

2月1日は、双子座エリアを運行する火星の上に月が重なり、短気を起こしやすいコンディションになります。冷静さを欠かないように注意しましょう。

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