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1月30日〜2月5日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「知的探求は(それが本質的なものであろうとするならば)、つねに『私は何を知っているか』ではなく、『私は何を知らないか』を起点に開始されます。そして、その『答えられない問い』、時間とは何か、死とは何か、姓とは何か、共同体とは何か、貨幣とは何か、記号とは何か、交換とは何か、欲望とは何か……といった一連の問いこそ、私たちすべてにひとしく分かち合われた人間的な問いなのです」
──『寝ながら学べる構造主義』内田樹 

占星術で読む基本の10天体全てが順行となり、「全員が前を向いて動いている」状態となりました。起業や入籍、引っ越しなど、何かを始めるのに相応しいタイミングです。


先週に引き続き、水星と天王星(刷新・改革)、太陽と火星(勇気・意欲)が調和的に繋がっています。今週はそこに、2つの「殴り合いの関係」が加わってきます。1つ目は太陽と天王星、2つ目は火星と金星(愛と喜び)です。

これらの星の配置により、「理論VS理論」「正解VS正解」という図式が見えてくるかもしれません。

立場が違うと、「理論」も「正解」も変わってきます。どこから物事を見ているのか、その視点が明らかになっていきそうです。

政治の分断、仕事での意見の食い違い、男女関係の諍いなど、あらゆるところで対立が生まれる気配。派閥争いは激化するかもしれません。それに加えて、シーライオニングや水掛け論といった、不毛な議論の応酬も見られそうです。

「はっきりとした物言い」に、真偽も問わず多くの人が従ってしまうのは、「軽・早・安」を優先してきた社会に原因があります。

あまりに情報が多すぎるのも、混迷を生む要因になっているでしょう。システムにとらわれずに思考し、社会とその中での自分の立ち位置を客観的に観察したい週です。

蟹座の星模様

秘密という力

蟹座は心理的な親密さを好み、気さくに自分の状況や心情を他者に見せることのできるタイプです。自己開示によって相手の心のガードが下がることもよく知っているのでしょう。

しかし今週は、プライベートについて外部に漏らさないことが吉です。いらないトラブルを避けるためには「秘すれば花」とする方が良いでしょう。

先週に引き続き、太陽と火星がハーモニーを奏で、自分の奥底に眠っていた野心がむくむくと大きくなりそう。秘密にすることで、成功に近づきます。不言実行で進みましょう。

また、水星と天王星の調和的な配置により、「未来をひらく明るいメッセージ」が届きそう。

太陽と天王星が激しく殴り合うようなコンタクトを取ると、「伝統的な繋がりVS新しい繋がり」もしくは「古いルール(因習)VS新しい手法」の狭間で迷うようなことがあるかもしれません。

さらに、火星と金星がせめぎ合う影響により、「理想に手が届きそうで届かない」ストレスが生じそう。

できるはずなのに、と思えば思うほど焦りが出てくるので、あまり煮詰まらないように、できたらいいな、くらいまで気持ちを緩めると良いでしょう。

今週、月は牡牛座エリアから獅子座エリアへと向かい、「上弦」です。2月6日の満月に向かって、どんどん膨らんでいきます。

意欲や感情が大きく膨らみやすく、特に蟹座エリアに月が巡る2月3日〜4日は心が揺れやすいタイミングになりそうです。深呼吸をしてリラックスしていきましょう。

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