今週の空模様
「『あれはまともな生き方ではない、逸脱だ』と排除する権力関係をまず確認する。そしてそれはたんに強制されているのではなく、人々がみずからの不安から無意識的につくり出した体制であると認識する。そこから逃れようとする管理社会批判が社会の脱構築である」
──『現代思想入門』千葉雅也
18日に、山羊座エリアを逆行中だった水星が順行になります。滞っていた作業がスムーズに動き出し、仕事が捗りそうです。また、この日は太陽が冥王星(運命・極端な力)に重なり、驚くようなニュースが舞い込むかもしれません。
20日に太陽は水瓶座エリアに移動し、約1カ月間、世の中には「水瓶座的なテーマ」が浮上しやすくなります。「知識の力」を上手に使っていけるのは、風(大気)のエレメントに属す水瓶座の性質です。ロジカルであろうとする姿勢。
水瓶座のキーワードは「独創、改革、刷新、アナーキズム」など、今あるものに手を入れて改善することに関連します。管理社会への批判も、水瓶座的なものです。
また、最先端技術(IT)なども水瓶座的なので、技術開発に関するニュースなども増えるかもしれません。
太陽星座が水瓶座の人には、太陽のパワーがやってくる期間となり、主役の1カ月の始まりとなります。
22日、水瓶座エリアで新月が起こります。
この新月は「新天地への夢と希望」「生き方刷新計画の発足」といったテーマを持ち、そこに火星(意欲・闘争心)が味方となるようにコンタクトしています。理想の実現への道のりを積極的に楽しもうとする姿勢です。
さらにこのタイミングは、土星(結晶化・実現化)と金星(愛と喜び)が重なって、他人に影響されない、自分だけの情熱を育てたくなるとき。
オープンでいすぎると、自分でも訳がわからないまま功名心や野心を燃やしてしまうことがあります。今週は、発散型の好奇心を閉じ込めて、自分の内側にこもって結晶をつくり出しましょう。
他人や世の中のことを気にせず、自分だけが大切にしている価値に立ち戻るときです。一番大切なものが何であるのかを意識することで安定した軸を得ること。
まことしやかに喧伝されているものへの拒絶と批判も含まれそうです。
新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
各星座ごとにテーマが変わりますが、「生き方や物事の刷新計画の発足」は共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の水瓶座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
天秤座の星模様
背伸びをして掴むもの
今週前半、「家庭や家族」「自室や居場所」などを意味する場所で水星が順行に戻り、太陽と冥王星が重なります。家族やチームメンバーから大事な話をされるかも。もしくは住んでいるエリアに関する、驚くようなニュースが舞い込むかもしれません。
木星(成長拡大)は、「人間関係・社交の部屋」そして結婚やパートナーシップを表す場所を運行しています。
平和を愛する天秤座は、いつも“良い対人関係”を目指していますが、この木星が教えてくれるのは、「しっかりと自分の意見や気持ちを相手に伝えながら、良い関係を育むこと」です。
「自己主張=ワガママ、調和を壊す」と考えずに、アサーティブな対話ができるようになるチャンスの期間でもあります。その対話や交流の中で、信頼を育むことが、結婚やパートナーシップの土台となります。
双子座エリアでは火星(勇気・闘争心)が順行に戻っており、憧れに向かって心地よく背伸びをするような、前向きな気持ちになれそうです。
天秤座にとって、今週太陽が運行する水瓶座エリアは「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所になります。
20日からの1カ月間は、自分が大きな舞台に立ってスポットライトを浴びているかのように、主張をすれば注目されやすいでしょう。
人気を得たい人は良いシーズンになります。また、恋愛も「想像とレクリエーションの部屋」に含まれているので、イベントなどに参加すると、気になる人ができるかもしれません。
22日の新月のテーマは、「恋愛の喜び」「知的な遊び」「自己表現やクリエイティビティ」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「(遊びで)やりたいことをやれました」「手がけていた作品が仕上がりました」「素敵な恋人ができました」などです。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一