今週の空模様
「『政策』という観念は、他者に自分たちの意向を強要する国家や統治機構の存在を前提とする。それは特権階級によってでっち上げられたもので、『人びとが自らの問題を解決する』という本来の政治とは相容れない。」──『くらしのアナキズム』松村圭一郎
今週、一番注目の天体運行は、13日に火星が順行に戻ることです。ただし、逆行から順行に戻るとき、「ステーション(留)」と呼ばれる状態になります。
山伏が火渡りするときは足早に進み、立ち止まることはありません。しかし、「火星のステーション」は、熾火の上で立ち止まっているかのようなイメージなのです。
ステーションの期間は13日をピークに前後3日間(9日〜16日)と、今週はまるっとステーション状態にはまっています。
この「火星のステーション」に対するアスペクト(他の天体が火星と作る角度)が重要になってきます。基本的に、土星と火星はマレフィセント(凶)の性質を持ち合わせており、金星と木星はベネフィット(吉)の性質があるとされています。
マレフィセント(凶)な天体と他の天体との凶角度が起きる場合のイメージは、世界を揺るがす災いや事件。ベネフィット(吉)な天体と他の天体との吉角度の場合、大きな転機、歴史的な発見、新技術の開発成功などがイメージできます。
また、このステーションする場所には、占星術上で大きな影響をもたらすといわれているロイヤルスター(王家の星)であるアルデバラン(恒星)がいます。
アルデバランが関わるとき、「誠実さや高潔さがあれば、天の助けを得ることができ、競り勝つ力が手に入る」といわれています。
今週は火星と金星(愛・喜び・幸運)が調和的に繋がっており、良い方向へと進む兆しが輝き、目隠しが外れたような爽快感があるかもしれません。
火星と金星のもたらす灯を目印に、苦境から抜けていこうと希望が持てそうです。(闇を照らす灯台のライトかもしれません)。
11日に、火星と月とが激しい角度になりますが、小競り合い、もしくは小規模の混乱に収まってくれそうです。
14日には、火星のいる双子座と月のいる天秤座、金星のいる水瓶座で「風(大気)のグランドトライン」という調和的な聖なる三角形が浮かび上がります。
強い思い込みからの解放の「鍵」があらわれ、扉を開けてくれそうです。難問でひしめき合う社会に良い風を通すことができるかもしれません。
乙女座の星模様
勇気を味方に
今週、ステーションになる火星と金星が仲良く繋がる影響で、仕事運がとても良くなりそうです。大きなプロジェクトに抜擢されたりする雰囲気。
ただ、闘う意欲を持つことが求められるので、恐ろしさを感じるかもしれません。先頭を切って進む勇気が必要です。やり遂げれば大きな栄誉を受けることになりそうです。勲章をもたらす火星です。
また、木星(成長・拡大)が牡羊座エリアを他の天体とはコンタクトを取らずに単独状態で運行しています。
乙女座にとっては「共有財産・親密な関係の部屋」「絆を深めるギフト」を意味する場所に大きく輝くラッキースターが運行していることになります。
誰かが自分のことを思って選んでくれた、心のこもった贈り物を受け取ることがありそう。無償の愛を感じるかも。
週前半の動きでは、山羊座エリアを運行する太陽と、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)が調和的に繋がります。
山羊座、牡牛座は乙女座と同じ「地のエレメント」のチームです。同じエレメント同士のハーモニーに、乙女座も柔らかく引き込まれていく配置です。
海外との縁ができ、赴く計画が立つようなイメージです。遠方への旅行は、思いがけない出来事に驚かされながらも楽しめそうです。
週後半は、太陽と、魚座エリアを運行中の海王星(夢と融解力)とが調和的なコンタクトを取ります。ロマンチックで楽しいデートができそう。コンサートやイベントなどに赴いて、思い切り陶酔することも良いでしょう。
あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」