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12月26日〜1月1日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「技術の進歩は生活のテンポを速め、人々の時間を奪い取る。貿易取引の増加、物や人の移動の増大は、匿名化を促進し、地域共同体を解体していく。西洋ではこうした動向には『開発』というよりも、『進歩』というレッテルが貼られる。」
──『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ


占星術の「ホロスコープ」とは、円形(360°)の空を12のサイン(星座)で均等に区切ったものです。360°÷12=30°なので、ひとつのサイン(星座)は30°の幅(エリア)を持ちます。

山羊座全体には「集団を統率して、実利を追求する」という象意があります。

今週、太陽は山羊座エリアの5°〜11°を移動し、このエリアには「共同体に骨をうずめるかのように全身で奉仕する」という意味がつけられています。

太陽は、牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)と調和的に繋がります。

山羊座と牡牛座は「地のエレメント」に属し、「お金(財産)」に深く関与しています。この2サイン(星座)の組み合わせにより、政府から、新しく財産(税金)に関する政策案が打ち出され、(国民の反対があろうとも)推し進めていこうとするかもしれません。

29日に水星(情報・コミュニケーション)が逆行を開始し、2023年1月1日には山羊座エリアで金星と冥王星が重なります。

すると、今まで体制に従順であったのが、疑問を抱くように。形の見えない「みんな」の欲望を自分自身の欲望のように思っていたこと、顔の見えない誰かの思惑に踊らされていたことに気づき、少しずつ解放される空気が満ちていきます。

今の構造とは別に、オルタナティブな社会の仕組みが自然発生的に表れる気配。

既にある民間の子供食堂やフードバンクのようなものがもっと大きく育ち、困窮している人がたくさんいることが可視化されるかもしれません。社会に必要な公的援助や税金の使い方について、多くの人が注目することになりそうです。

乙女座の星模様

枠がある安心感

先週に引き続き、多くの天体が山羊座エリアにあります。

乙女座にとって山羊座エリアは「創造性とレクリエーションの部屋」であり自分自身の創造性を打ち出していく場所になります。

乙女座と山羊座は同じ「地のエレメント」です。山羊座は「規律と制約」を意味し、支配星は土星(社会・制約・責任)を持ちます。

乙女座は「分別・役に立つ・秩序のメンテナンス作業」をする性質があります。支配星は水星(知性・教育・学習)です。

山羊座エリアに天体が多く運行している間は、乙女座は、ルールや秩序を支柱とし、安心感をもって自己表現ができます。

文章を書いたり、図面を起こしたり、編み目を数えてきちんと編んだりするようなイメージ。創ったものを世の中に発表するのにも良いタイミングになります。

先週に引き続き、木星は、「共有財産・親密な関係の部屋」であり、自分一人では得られない財宝のある場所を運行しています。少し面倒くさいしがらみかもしれません。

目上の人から素晴らしいギフトをもらったり、秘伝の技を教えてもらえるかも。居抜き物件を借りることになったり、お店のオーナーから継承したりするようなことかもしれません。

29日から逆行する水星は魚座エリアを運行している海王星(夢やスピリチュアリティ)と調和的に繋がります。

過去に交際していた人と再会したり、好きだったジャンルのものを再発見したり。過去には戻れないと分かった上で、懐かしさから癒やしを得られそうです。

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