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12月26日〜1月1日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「技術の進歩は生活のテンポを速め、人々の時間を奪い取る。貿易取引の増加、物や人の移動の増大は、匿名化を促進し、地域共同体を解体していく。西洋ではこうした動向には『開発』というよりも、『進歩』というレッテルが貼られる。」
──『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ


占星術の「ホロスコープ」とは、円形(360°)の空を12のサイン(星座)で均等に区切ったものです。360°÷12=30°なので、ひとつのサイン(星座)は30°の幅(エリア)を持ちます。

山羊座全体には「集団を統率して、実利を追求する」という象意があります。

今週、太陽は山羊座エリアの5°〜11°を移動し、このエリアには「共同体に骨をうずめるかのように全身で奉仕する」という意味がつけられています。

太陽は、牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)と調和的に繋がります。

山羊座と牡牛座は「地のエレメント」に属し、「お金(財産)」に深く関与しています。この2サイン(星座)の組み合わせにより、政府から、新しく財産(税金)に関する政策案が打ち出され、(国民の反対があろうとも)推し進めていこうとするかもしれません。

29日に水星(情報・コミュニケーション)が逆行を開始し、2023年1月1日には山羊座エリアで金星と冥王星が重なります。

すると、今まで体制に従順であったのが、疑問を抱くように。形の見えない「みんな」の欲望を自分自身の欲望のように思っていたこと、顔の見えない誰かの思惑に踊らされていたことに気づき、少しずつ解放される空気が満ちていきます。

今の構造とは別に、オルタナティブな社会の仕組みが自然発生的に表れる気配。

既にある民間の子供食堂やフードバンクのようなものがもっと大きく育ち、困窮している人がたくさんいることが可視化されるかもしれません。社会に必要な公的援助や税金の使い方について、多くの人が注目することになりそうです。

射手座の星模様

堅実な投資

先週に引き続き、多くの天体が山羊座エリアにあります。

射手座にとって山羊座エリアは「所有、財源の部屋」であり、持ち物や天与の財を表す場所になります。

山羊座は「管理と制約」の象意で、支配星は土星(制約・責任)を持ちます。射手座は「探求と冒険」「哲学と宗教」という象意を持ち、支配星は木星(成長・拡大)です。

山羊座エリアに天体が多く運行している間、射手座は、普段、大まかにお金の管理をしているかもしれませんが、今週も自分の持ち物や財産について意識を向け、管理をすると良いタイミングになります。

先週に引き続き、木星は、射手座にとって「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所を運行しています。

やりたいことがたくさん思いつき、どんどん予定が立つかもしれません。ウィンタースポーツや、キャンプで火を焚くようなアクティビティがおすすめです(血沸き肉躍る内容であれば映画でも可)。

29日から逆行する水星は魚座エリアを運行している海王星(夢やスピリチュアリティ)と調和的に繋がります。家の奥から懐かしいものが出てくるかもしれません。

また、家族や地元の仲間の夢や希望を聞くことになり、一肌脱ぐようなこともあるかもしれません(もし、経済的援助を求められたら、あげる覚悟でいましょう)。

俳優の晃平

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