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12月26日〜1月1日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「技術の進歩は生活のテンポを速め、人々の時間を奪い取る。貿易取引の増加、物や人の移動の増大は、匿名化を促進し、地域共同体を解体していく。西洋ではこうした動向には『開発』というよりも、『進歩』というレッテルが貼られる。」
──『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ


占星術の「ホロスコープ」とは、円形(360°)の空を12のサイン(星座)で均等に区切ったものです。360°÷12=30°なので、ひとつのサイン(星座)は30°の幅(エリア)を持ちます。

山羊座全体には「集団を統率して、実利を追求する」という象意があります。

今週、太陽は山羊座エリアの5°〜11°を移動し、このエリアには「共同体に骨をうずめるかのように全身で奉仕する」という意味がつけられています。

太陽は、牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)と調和的に繋がります。

山羊座と牡牛座は「地のエレメント」に属し、「お金(財産)」に深く関与しています。この2サイン(星座)の組み合わせにより、政府から、新しく財産(税金)に関する政策案が打ち出され、(国民の反対があろうとも)推し進めていこうとするかもしれません。

29日に水星(情報・コミュニケーション)が逆行を開始し、2023年1月1日には山羊座エリアで金星と冥王星が重なります。

すると、今まで体制に従順であったのが、疑問を抱くように。形の見えない「みんな」の欲望を自分自身の欲望のように思っていたこと、顔の見えない誰かの思惑に踊らされていたことに気づき、少しずつ解放される空気が満ちていきます。

今の構造とは別に、オルタナティブな社会の仕組みが自然発生的に表れる気配。

既にある民間の子供食堂やフードバンクのようなものがもっと大きく育ち、困窮している人がたくさんいることが可視化されるかもしれません。社会に必要な公的援助や税金の使い方について、多くの人が注目することになりそうです。

蟹座の星模様

向上心が鍵

先週に引き続き、多くの天体が山羊座エリアにあります。

蟹座にとって山羊座エリアは「人間関係・社交の部屋」であり、結婚やパートナーシップを表す場所になります。

「地のエレメント」の山羊座は「社会と集団」を意味し、支配星は土星(社会・制約・責任)を持ちます。

「水のエレメント」の蟹座は「共感や感情に満ちて生きる」がテーマで、支配星は月(心・本能・養育)です。山羊座は「父親的(父権的)」、蟹座は「母性的(母権的)」ともよくいわれます。

柔らかな蟹座の感性にとって、固い山羊座の感性が支えになってくれるタイミング。

山羊座エリアに天体が多く運行している間は、マネージャーのように、パートナーや仕事のバディなど近しい距離の人の世話をやくことになりやすく、緩い関係性だった相手ときちんとした枠組みにはまるかもしれません。

これをきっかけに、正式に婚約をしたり、正式に雇用関係を結ぶこともありそうです。

先週に引き続き、蟹座にとっては天の高い位置にあたり、「キャリアと天職」「社会参画」を意味する場所に木星(成長と拡大)が運行しています。仕事が忙しくなりそうです。向上心をもって働いた分、良い手応えがありそうです。

それは自分自身の成長であり、周囲からの評価でもあるでしょう。さらに良い仕事を得るための足掛かりにもできそうです。

29日から逆行する水星は魚座エリアを運行している海王星(夢やスピリチュアリティ)と調和的に繋がります。誰かに再会することで、もっと成長しようと思えるかもしれません。

良い刺激を受けて、憧れをもち、夢を目標に設定して現実で動くきっかけにできそうです。

俳優の晃平、ミュージシャンの荒谷翔大、SKWAT/DAIKEI MILLS代表の中村圭佑、画家の友沢こたお

次代の挑戦者たち。TOKYO DESIGN STUDIO New Balance

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