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12月12日〜12月18日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22~1/19生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週も太陽は射手座エリアを運行し、土星(試練・責任)とは調和的な配置、海王星(夢やとろけさせる力)とは刺激し合う配置となります。

太陽をはさんで、ネジを締める土星VSネジを溶かす海王星、という図です。

真面目に話しているのにもかかわらず、ボタンの掛け違いが起きそう。そもそも言葉の定義が違っていたり、価値観(何が世の中に良いことなのか)が異なりすぎたりして、意思疎通が難しいかもしれません。互いの足元(前提条件)を確認することが大事。

月は、13日に獅子座エリアを運行し、太陽と調和的な配置に。意欲的な気持ちになれそう。

15日には乙女座エリアを運行し、月と水星と天王星とのコンタクトで地のエレメントチームによる「聖なる三角形」のハーモニーが生じ、抜群の安定感が生まれます。実務的なことをテキパキとやるのに良い日になります。

翌16日には乙女座エリアをさらに進み、太陽と海王星と繋がって「Tスクエア」を描き、三者による殴り合いが起こります。調和と安定がテーマだった前日から一転し、乱調と変化に富んだ一日になりそうです。

週後半には水星(知性・言語感覚・コミュニケーション)と天王星(閃き・刷新・改革)が仲良く繋がることで、良いアイデア、使える設計、実用に耐えうる企画などが生まれそう。

占星術の「天体逆行」は、ものごとがあべこべになったり、ポケットがひっくり返ったり、来た道を戻ったりするようなイメージ。落としたものを回収することや、強いものが弱くなり、弱いものが強くなること。

今週も闘いを司る火星が双子座エリアを逆行しています。それに対して他の天体の干渉がなくなって、熾火のようです。メラメラはしていないけれども、芯の部分が静かに真っ赤に燃えている状態。

火星の逆行は、ダビデがゴリアテを倒したような“ジャイアント・キリング”をもたらす、ともいわれています。

その影響がどこまで続くか(本当にあるのか)、そのような観点で政治やスポーツなどに注目しても良いかもしれません(日本がスペインに勝ったときは逆行中の火星と土星が調和的な配置でした)(火星の逆行は23年1月13日まで)。

山羊座の星模様

正しく避難

今週の星の配置は、どの星座にも「葛藤」をもたらすかもしれません。

太陽が運行する射手座エリアは、山羊座にとって「秘密の部屋(深層意識)」です。

ここには、自分でも理解していない気持ちや、受け止めきれていない体験(記憶)、見たくないもの、見えていないもの、隠したいもの(コンプレックスなど)が詰め込まれています。

たとえるならば、「暗く雑然とした、どこに何があるか分からない蔵」です。

そこに日の光が差し込み、見えていなかったものが見えるようになるのが、太陽が射手座エリアを運行する時期と言えます。

山羊座は集団や社会に対して、献身的であろうとし、社会正義について敏感な傾向があります。誰かと協働することの貴さを知っているのも山羊座です。

しかし、心の奥底では、「一人になりたい」「どこか遠くに行きたい」と思うこともあり、なおかつその気持ちにうっすらと罪悪感をもつかもしれません。

今週は、「社会的にするべきことを完全に理解している自分」と、「社会的な善よりも、もっと深い場所にある内的欲求」との間で葛藤をするかも。

心は禅寺にいるようなイメージで、呼吸を深くして、本当に休息や隠者モードが必要ならば、胸を張って休めるように、「正しく逃避する」ことをお勧めします。

金星と水星が山羊座エリアにある影響は、「喜びの予兆」として訪れそうです。もうすぐ自分のパワーを思う存分使えるという予兆。良いメッセージを白い鳩が届けてくれること。

15日は月が乙女座エリアを運行し、堅実に物事を進めるのに向いています。スケジュール確認をして、行きたかった旅館の予約をするのも良さそう。

16日は動揺しやすい日。誰かに自分の本心を見透かされるようなことも。心を揺らす一番の敵は“もたなくていい罪悪感”であると理解しておきましょう。

窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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