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12月5日〜12月11日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

同じサイン(星座)で起こる新月と満月は「種蒔きと収穫」のセットといえます。新月から満月までの半年間で、一つのテーマを育んでいきます。

今週の8日は、双子座エリアでの満月。満月は新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今年の5月の双子座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

この半年の間に、まるで呪いが解けるように、思い込みをもって見ていたもの、自分が無意識的に「当たり前」だと決めつけていたことが覆る体験があったかもしれません。

それは、今までの環境やそれに付随する価値観から解放されるチャンスでもありました。誤魔化しを避けること。それによって、自分の生き方の純化が進み、方向性が違う存在とは袂を分かつ場面。

今回の満月では、そんな新月のエッセンスを受け止めつつ「外からやってきたものに、内なる変化が誘発されること」がテーマになります。

火星と月がぴったりと重なっているのもあり、自分の違和感を無視せずに、世界を見つめ(学び)直していくこと。呼び起こされる知性。柔軟なエデュケーション。柔らかい頭で「教え」を受け止めていくことが求められそうです。

嵐によって木々の枝が薙ぎ払われ、隠れていた遺跡が顔を出す。または、もともとそこにあった種が、水と光(教育)によって成長するようなこと。

この満月をなす太陽と月には、土星(責任・節制)が調停役として関わり、個人の感情やこだわりを横に置いた状態で社会に奉仕することを求めてくるイメージがあります。

しかし、価値観を変え、違う生き方をしようとしても、急には変えられないものがあるという事実に直面することになりそうです。

理想に近づくには変わった方が良いと分かっていたとしても、どうやったら上手にできるのかはまだ見えてこないかもしれません。

それでも、「自分が何を学び、何を求めるか」によって世界の進む方向が決まっていくのです。

その他、今週の天体の動きは、7日に水星(知性・コミュニケーション)が、10日に金星(愛と喜び)が山羊座エリアを運行し始めます。

「地のエレメント」の要素である、現実を愛し、地に足をつけることが意識されていくでしょう。

蟹座の星模様

本当の気持ち

蟹座にとって、5月の新月から今週の満月までのテーマは「心の奥のモヤモヤを直視する」ことでした。

この半年で、今所属している共同体への違和感を洗い出し、不公平な働き方や搾取に気がつき、その結果関わり方を改めることがあったかもしれません。

もしくは、自分の心の眼がくもっていたために周囲への感謝が足りていなかったと自覚できたかもしれません。

月と重なる逆行中の火星(意欲・勇気)の影響で、本音を見つめる勇気が育っているかどうかが問われることになるかもしれません。

自分自身をごまかすことをせずに、周囲と調和していける方法が見つかるチャンスです。

先週に引き続き、太陽は射手座エリアを運行しています。そこは「他者適応」や「自分のケア」を意味する場所です。

蟹座は、同情心で他人の世話を焼く性質があり、自分よりも人のケアにかまけることが多い傾向です。この太陽の運行位置を利用して、自分自身のケアにも関心を持つと良いでしょう。

水星と金星が山羊座エリアを運行する影響で、「パートナー運」や「契約運」がUPします。身近な人の良い知らせを受けるかも。

また、冥王星と木星の調和的な繋がりにより、遠方からの来客があるかもしれません。楽しい交流ができそうなイメージです。

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