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11月28日〜12月4日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「欲しがってくださいあらゆる避雷針抜けて轟くような祝いを」

──『悪友』榊原紘

ここではないどこかを目指し、外の世界に飛び込んで己を知るための学問。ここではないどこかを望みながら修行に励む宗教。ここではないどこかを探求しながら、理性によって物事の根源のあり方を知ろうとする哲学。

これらは全て「射手座的」なものになります。 

今週は射手座エリアに太陽・水星(知性・コミュニケーション)・金星(愛と喜び)の3天体が運行し、魚座エリアに海王星(夢幻・スピリチュアル)、木星(拡大・膨張)、双子座エリアに火星(意欲・闘志・トラブル)が運行しています。

これらの6天体全てがじわりと互いに刺激し合っています。

この配置のうち、射手座は虚実の境目がはっきりしない、大げさな理念に燃え、魚座は魂の世界や地球や宇宙全体の平和を祈るパワーで満ちています。

金星はなんでもキラキラとスイートにし、海王星はとろけて空想を広げる作用を持ち、木星はそれをさらに増幅させていきます。これらが合わさり相乗効果で「夢や理想」がどんどん非現実的になります。

このメルティなイメージに対して厳しい突っ込みをするのが、火星です。

火星は土星(責任・節制)を味方につけ、論理的、現実的、実現可能な手法を模索し、その先にある「理想と目標」を求めていきます。

どうやったら、理想郷を本当の世界につくり出していくことができるのだろうか、と試行錯誤をするタイミングになります。苦しみや行き詰まりがあったとしても、そこにある喜びや希望を見落とさない鋭い知性。

みんなで一緒に「理想の世界」をイメージし、その方法を現実のものとして考えること。

また、土星には天王星(改革・刷新)が激しくぶつかる配置が、2021年1月から断続しています。この2天体のぶつかり合いは今週末にようやく緩まっていきますが、「世の中の変革すべき悪い部分」が浮き彫りにされるような出来事が起こりやすい時期です。

暗い雲が垂れ込める不穏な嵐の最中でも、光を見つけ、求めるたくましさを持ちましょう。

蠍座の星模様

家族に愛を

蠍座は、2021年1月から、「土星VS天王星」の戦いに巻き込まれていました。その争いの激しさは今週から徐々に下火になります。

しかし同時に、「土星と火星の結託」という新たな配置により、緊張感から逃れられない状況に陥るかもしれません。

いずれにも関与している土星が「家族や仲間」「居場所」を意味する場所にいるために、問題やトラブルが家族や実家などの事柄で浮上するかもしれません。

何かを直接的に解決できないとしても、家族や仲間の側から離れない方が良いようなシチュエーション。そこにいることが「愛」であるような場面です。

一方で、「喜びや遊び」を意味する場所に海王星や木星が運行しているので、友人知人から遊びやイベントの誘いがありそうです。それでも家族(仲間)のために断る方が良さそう。

もし、遊びに行くのであれば家族(仲間)の気持ちや状況を確認してからの方が安心です。信頼を大切に、家族にも友人にも丁寧に対応すると良いでしょう。

先週に引き続き、太陽・水星・金星が「天与の財(自分自身が扱える財)」や「持ち物」を意味する場所を運行し、財運UPのタイミングです。海外の物を買うのもおすすめです。有意義で満足度の高い買い物ができそうです。

アーティストのnina

“身体性”を題材に多彩な表現へ挑むninaが着る〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉

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