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11月28日〜12月4日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20~2/18生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「欲しがってくださいあらゆる避雷針抜けて轟くような祝いを」
──『悪友』榊原紘

ここではないどこかを目指し、外の世界に飛び込んで己を知るための学問。ここではないどこかを望みながら修行に励む宗教。ここではないどこかを探求しながら、理性によって物事の根源のあり方を知ろうとする哲学。

これらは全て「射手座的」なものになります。 

今週は射手座エリアに太陽・水星(知性・コミュニケーション)・金星(愛と喜び)の3天体が運行し、魚座エリアに海王星(夢幻・スピリチュアル)、木星(拡大・膨張)、双子座エリアに火星(意欲・闘志・トラブル)が運行しています。

これらの6天体全てがじわりと互いに刺激し合っています。

この配置のうち、射手座は虚実の境目がはっきりしない、大げさな理念に燃え、魚座は魂の世界や地球や宇宙全体の平和を祈るパワーで満ちています。

金星はなんでもキラキラとスイートにし、海王星はとろけて空想を広げる作用を持ち、木星はそれをさらに増幅させていきます。これらが合わさり相乗効果で「夢や理想」がどんどん非現実的になります。

このメルティなイメージに対して厳しい突っ込みをするのが、火星です。

火星は土星(責任・節制)を味方につけ、論理的、現実的、実現可能な手法を模索し、その先にある「理想と目標」を求めていきます。

どうやったら、理想郷を本当の世界につくり出していくことができるのだろうか、と試行錯誤をするタイミングになります。苦しみや行き詰まりがあったとしても、そこにある喜びや希望を見落とさない鋭い知性。

みんなで一緒に「理想の世界」をイメージし、その方法を現実のものとして考えること。

また、土星には天王星(改革・刷新)が激しくぶつかる配置が、2021年1月から断続しています。この2天体のぶつかり合いは今週末にようやく緩まっていきますが、「世の中の変革すべき悪い部分」が浮き彫りにされるような出来事が起こりやすい時期です。

暗い雲が垂れ込める不穏な嵐の最中でも、光を見つけ、求めるたくましさを持ちましょう。

水瓶座の星模様

今も未来も大切に

今週、2021年1月頃から始まっていた「土星と天王星のどつきあい」が落ち着き始めます。このどつきあいは、水瓶座にも大きく影響を及ぼしていました。

この2年近く、譲れない信念(我欲)や選択をめぐって、家族や仲間と衝突することがあったかもしれません。けれど今週、その衝突こそが自分を磨き、また、折れることを覚える試練となっていたと納得がいくかもしれません。

自分ができることと、できないことの境界線が明確になり、身の丈に合った無理のない生き方を選べるようになりそうです。長い衝突期間は、大人になる通過儀礼だったのかもしれません。

今週は土星に調和的な火星の配置で、友人知人に誘われるままにイベントや映画に赴くことが多くなりそうです。

さらに、火星と射手座エリアを運行中の金星と水星がパワーを投げかけ合うことによって、ますます人脈運があがります。家でじっとしていられないような場面が続きそうです。

海王星と火星が殴り合い、あまりにも出かける(社交する)機会が増え、いつもよりお金を多く使ってしまいそうです。貰ったり、あげたり、の行き来も盛んになりそう。

先週に引き続き、太陽・水星・金星が「人脈運」や「抜擢運」「未来の企画をすること」を意味する場所を運行することから応援してくれる人が出現するタイミング。

家にいなくてはいけないときも心は外側に向かっていきそうです。

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