今週の空模様
「眠りの外に出るやいなや、夢はたちまち萎れる。それは水から外へ出されると死んでしまう海底植物なのだ。」
──『ぼく自身あるいは困難な存在』ジャン・コクトー
今週は太陽と冥王星(極端さ)、海王星(夢やスピリチュアリティ)、木星(成長拡大)の調和的な配置と、土星(制約・責任)と天王星(改革・刷新)、さらに逆行中の火星(意欲・暴力)と海王星の殴り合いの配置がベースにあります。
夢を見ることを強く求める人々の熱狂や陶酔とはうらはらに、現実ではハードで辛口な出来事が起きやすい1週間になりそうです。
そんな中で、月は次々と、他の天体ともコンタクトを取りながら移動していきます。
月は約2日半ごとに星座から星座へと移動します。月は自分の気分や周囲のムードを表し、月が隣のサインに変わると、それらが変わっていくといわれています(「三日坊主」という言葉も月の移動による心変わりからきているのかもしれません)。
14日、月は蟹座を運行し、水のエレメント3つによる「グランドトライン(聖なる三角形)」ができます。さらに冥王星がその三角形に繋がり「カイト」という配置になります。
情緒的な優しさが染み込むような穏やかな空気の日。うっとりできそう。堅い話よりも柔らかな話に向いている雰囲気がありそうです。
16日、月は獅子座に移動し、太陽と土星、天王星の4者で激しくぶつかり合い、固定宮のサイン(星座)でグランドクロスという四角形ができます。その配置により緊張感が生まれそうです。意地の張り合いに注意の日。
また、この日は金星(愛と喜び)が射手座に移動します。息抜きにキャンプや旅行を企画したくなるかも。
17日、月は乙女座に移動、射手座に移動したばかりの金星と殴り合う配置になります。また、この日は水星も射手座に移動します。神経質になってしまい細かいところが気になりそう。
18日、月は乙女座をさらに進み、天王星と調和的角度になります。効率よく仕事が捗る日。
19日、月と太陽、冥王星で「小三角」という配置になり、物事が順調に進む雰囲気になりそう。土星と火星は調和的な配置となり、頭が冴える日になりそうです。
また、海王星と火星の喧嘩はしばらく硬直状態が続きます(~11月末まで)。
今の火星は、ブレーキが利かなくなった車のように暴走しやすい状態になっています。激しすぎる情熱や、持論を振りかざし決裂も辞さない好戦的な姿勢、歯に衣着せぬ物言いや嘘の暴露などの、あちこちで不調和や争いを呼びそうです。
冷静さ、慎重さが大切な期間になります。視点と意味づけを変えることで希望が見えるかもしれません。
水瓶座の星模様
勇者復活
今週は、太陽と冥王星、海王星、木星の調和的な配置からは、「」というイメージができます。
記憶喪失だった物語の主人公が記憶を取り戻して、再び魔法が使えるようになるような、眠りからの覚醒。自分の得意なことで喜ばれたり、役に立ったりすること。
土星と天王星がぶつかり合う影響で、仕事と家庭(プライベート)の大切さの比重が変わるかもしれません。
また、逆行中の火星と海王星のせめぎ合いは、自分のやりたいことをやる楽しさを思い出させてくれそうです。わがままな行動とも見られるかもしれませんが、心は喜びと生命力に満ち溢れそうです。得意な魔法技が使えるような嬉しさ。
水瓶座の性質にはアナーキーなところがあります。社会からはみ出しているとしても、それが水瓶座にとっては健やかな状態です。
14日、月の運行はエモーショナルな海を生み出しています。人と相対するときは、正論パンチで語るのではなく、相手の感情がどううごくのかに注目すること。
16日はちょっとしたことでパートナーと口論になりそうです。冷静さを保ちましょう。
17〜18日は目上の人の指示に従って吉。あまり出過ぎないようにしてちょうど良いでしょう。
また、金星と水星が射手座エリアに移動し、友人知人からたくさん誘いの連絡が入ってきそうです。気の置けない仲間と晩秋のキャンプも良いでしょう。
19日には土星と火星が調和的な配置になり、創作意欲が湧き上がり、それに伴って自己肯定感も高まりそうです。
岩手の自然と人の手で紡ぐ腕時計。匠の技を未来に継承する、〈グランドセイコー〉の新しい工房