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10月17日〜10月23日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「宇宙の或る何所かで、私がそれを【見た】ということほど、私にとって絶対不惑の事実はない」
──『猫町』萩原 朔太郎

今週17日、天秤座エリアを運行中の太陽に、恒星のスピカが重なります。

スピカは天上では豊穣の女神の麦の穂の位置にあり、天与の才能や、人気、和合、成功、名声といったポジティブな意味を持ちます。華やかな良いニュースが飛び込んでくるかもしれません。

週の前半は、基本10天体のうち、太陽・水星・金星・火星・土星の5天体が風のエレメント(双子座・天秤座・水瓶座)のエリアを運行しています。

風のエレメントが意味する「交渉」「コミュニケーション」「情報」「知性」「論理」などの要素が増え、情報戦や議論の場面が多く目撃されそうです。

何か大事な約束を結ぶようなことかもしれません。人々が社会に向ける意識の転換期にもなりそうです。

週末になるとがらりと空気感が変わります。23日に、太陽と金星が蠍座エリアを運行し始めるのです。

蠍座は「水のエレメント」「固定宮」に属し、深い感情、情念(デザイア)、洞察力、強い精神力、復讐心、秘密などがそのキーワードになります。

物事の奥深くに切り込み、不純物を取り除いていくようなパワーがある1カ月の始まりです。

23日にはまた、逆行していた土星が順行に戻ります。しかしその直前に、「留(ステーション)」と呼ばれる状態が訪れます。今週はその「留」の状態になっていると考えます。

順行になって数日たち、スピードが出てくれば何事もスムーズに進みますが、その手前の「留」のときは、その天体が象徴するものやその力が強調されるといわれています。土星の場合は「制約・責任・プレッシャー」などが強まると言えます。

2020年から様々な形で試練となって表れていた土星の影響ですが、今週の「留」は自転車で坂道をあと一息で上りきる......!という踏ん張りどころです。今週から来年3月までの期間で、2020年からのまとめのようなことがあるかもしれません。

双子座の星模様

ペースを落として

17日は太陽+金星(愛と喜び)+スピカ(成功)の効果で幸運が巡ってくるかもしれません。

双子座にとってそれは「創作活動」や「楽しい遊び」に関することで表れそう。もしくは「恋愛」かもしれません。一目惚れがあってもおかしくないでしょう。

絵を描いたり、文章を書いたり、芸術的な活動をするのにも向いているタイミングです。イベントに参加したり、作品を発表したりするのも良いでしょう。浮き足立ってしまうかもしれません。

注意したいのは、20日に冥王星(運命や極端さ)と太陽が激しくぶつかり合い、火星(闘争・意欲)と海王星(曖昧さ・夢幻)も火花散る配置になることで、突発的な仕事の依頼、断りにくい用事が入ってくるかもしれません。

スケジュール調整が必要になりやすいでしょう。デマや誤情報にも注意しましょう。

23日に太陽と金星が蠍座に移動すると、「調整・適応」のシーズンがやってきます。

他者に合わせることは得意な半面、気疲れしやすいのが双子座です。その疲れが出やすい時期でもあります。高速運転していた輪転機の速度を落としてメンテナンスするイメージでいましょう。自分の手入れをすることも仕事の大事な要素だと考えましょう。

土星「留」の影響で集中力が高まりそうです。今まで学んだことを籠もってしっかりと見直しする良い時間にできそう。隠者になったつもりで読書にふけるのも良いでしょう。

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