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10月17日〜10月23日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20~2/18生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「宇宙の或る何所かで、私がそれを【見た】ということほど、私にとって絶対不惑の事実はない」
──『猫町』萩原 朔太郎

今週17日、天秤座エリアを運行中の太陽に、恒星のスピカが重なります。

スピカは天上では豊穣の女神の麦の穂の位置にあり、天与の才能や、人気、和合、成功、名声といったポジティブな意味を持ちます。華やかな良いニュースが飛び込んでくるかもしれません。

週の前半は、基本10天体のうち、太陽・水星・金星・火星・土星の5天体が風のエレメント(双子座・天秤座・水瓶座)のエリアを運行しています。

風のエレメントが意味する「交渉」「コミュニケーション」「情報」「知性」「論理」などの要素が増え、情報戦や議論の場面が多く目撃されそうです。

何か大事な約束を結ぶようなことかもしれません。人々が社会に向ける意識の転換期にもなりそうです。

週末になるとがらりと空気感が変わります。23日に、太陽と金星が蠍座エリアを運行し始めるのです。

蠍座は「水のエレメント」「固定宮」に属し、深い感情、情念(デザイア)、洞察力、強い精神力、復讐心、秘密などがそのキーワードになります。

物事の奥深くに切り込み、不純物を取り除いていくようなパワーがある1カ月の始まりです。

23日にはまた、逆行していた土星が順行に戻ります。しかしその直前に、「留(ステーション)」と呼ばれる状態が訪れます。今週はその「留」の状態になっていると考えます。

順行になって数日たち、スピードが出てくれば何事もスムーズに進みますが、その手前の「留」のときは、その天体が象徴するものやその力が強調されるといわれています。土星の場合は「制約・責任・プレッシャー」などが強まると言えます。

2020年から様々な形で試練となって表れていた土星の影響ですが、今週の「留」は自転車で坂道をあと一息で上りきる......!という踏ん張りどころです。今週から来年3月までの期間で、2020年からのまとめのようなことがあるかもしれません。

水瓶座の星模様

対岸にジャンプ

17日は太陽+金星(愛と喜び)+スピカ(成功)の効果で幸運が巡ってくるかもしれません。

水瓶座にとってそれは「ここではないどこか」へといざなってくれる、喜びの風が爽やかに吹き抜けていくようなイメージです。文化的なものに浸ること。知識欲を満たす嬉しさ。音楽、絵画、演劇、映画などのアートに魂を洗われるタイミングです。

20日に冥王星(運命や極端さ)と太陽が激しくぶつかり合い、火星(闘争・意欲)と海王星(曖昧さ・夢幻)も火花散る配置になることで、隠れていた夢が発掘されるかもしれません。

今まで自分が「受け取り側」だったポジションを、「作り手側」になってみたい、と思うかもしれません。勢いで向こう岸にジャンプしてもいいかもしれません。

23日に太陽と金星が蠍座に移動すると、「仕事がドサドサなだれ込んでくる」シーズンがやってきます。

水瓶座と同じ風のエレメントである天秤座に太陽が運行していた間は、軽やかに踊るような流れの良さがありましたが、これからの1カ月間は、じっくりと仕事と四つに組んで挑む時間です。

深淵に下りながら、才能を発揮すること。マニアックであればあるほど、愛されます。

土星「留」の影響で存在感が高まりそうです。2020年末から、「自分とは何者なのだ」と思い悩んでいたのであれば、「これが自分である」という確信を得られるタームに入りました。来年3月までの総仕上げです。

舞台から挨拶をするゲストたち

是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート

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