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10月3日〜10月9日 牡羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡羊座(3/21~4/19生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「山も川も、草も木も、水や土も、そして人間も、森羅万象は、それぞれが気を発しながら、全体性をつくり上げる運動に関わっている。全体性は、山川草木や水土や人間が制御できるようなものではない。人間はむしろ、その全体性に応じて動くちっぽけな存在でしかない。」
──『一億年の森の思考』奥野克巳

占星術は、天体やサイン(星座)と地上の万物とが互いに照応しているという考えで成り立っています。

9日に順行に戻る「冥王星」は、ギリシア神話では冥府の王であるプルートに当てはまり、「死と再生」を司ります。

元素の「プルトニウム」にもつながり、星空を解読する上では、地上(人間)から一番遠いところにある人知を超えた力として扱われます。人間がコントロールすることが難しい、運命や時代の流れに関わるものと意味づけられています。

冥王星は、山羊座エリアから水瓶座エリアに向かっていきます。この動きに合わせ、今週から来年にかけて、さらに時代が急速に変化をしていくかもしれません。

人間がコントロールできるものを過信することなく、運命の流れにも眼差しを向けていくことが大切になります。

今週は、水星(知恵・情報)と、海王星(夢や集合的無意識)、冥王星が調和の図を描いています。

運命的な出来事が起こる前の霊感的な閃きや、予兆、夢からのメッセージがありそう。世界を揺るがすような情報が駆け巡りそうです。

また、「コミュニティ」や「社会」という小さな単位ではなく、より大きな「人間の世界全体」を意識せざるを得ない場面が繰り広げられるかもしれません。

また、火星(闘争・燃えたつ力)と土星(責任・節制)が協力関係を結び、週後半になるほどに太陽とも調和的、協力的な配置になっていきます。

太陽には、天秤座の支配星(守護星)である金星(愛と喜び)が近づいていき、希望の光が灯されていくような雰囲気があります。

具体的に世界を変えるための思考の実験が行われるようなイメージです。自分も、自分を取り囲む社会も、手探りでありつつも「変わること」に対してポジティブになれそうです。

牡羊座の星模様

生涯のパートナー

今週、水星が牡羊座に届けるのは、冥王星と海王星のエッセンスを含んだメッセージ。「部分的な対応ではなく全体を知りましょう」です。全体治療的な対応。

たとえば「肩が痛い」という表れに対して、肩だけに注目するのではなく、繋がっている身体全体や姿勢や家具、生活習慣も含めて見直しをしていくイメージです。理想的な自分になるために意識すべきポイントが見えてきそう。

太陽と金星が運行している天秤座エリア、火星が運行している双子座エリア、土星が運行している水瓶座エリア、いずれも「風のエレメント」のサイン(星座)です。

牡羊座は「火のエレメント」であり、風のエレメントと合わさると、火が風に煽られて大きく燃えるように元気が出てきます。

太陽、金星、火星、土星、はいずれも「他者との出会い・交流」の要素を持つ場所を運行しているため、今週は新しく誰かと出会ったり、すでに仲の良い相手とさらにコミュニケーションをして親睦を深めたりするのに良いタイミングとなります。

土星は試練や節度を司り、遊びの場面では煙たがられる存在でもあります。しかし、真面目さや誠意が重要な関係では、土星は心強い味方になります。

ただ楽しい、ただ面白い、という付き合い方ではなく、真摯さや誠実さ、深さのある間柄になれるように提案するのも良さそうです。パートナーを得るには、今週は好機です。

窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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