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9月5日〜9月11日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

たましいがこんな場所でゆれている つかまえてごらん闇に鳴く蟬
――東直子

今週の10日は魚座エリアでの満月。満月は新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今年の3月の魚座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

魚座新月の全体テーマは「今生きる社会に対するそれぞれの視座の確認」「痛みから押し出されることで目覚める」ことでした。

この半年の間に、状況を変えたいと思うことや、進化のために勇気を奮い立たせなければならないような出来事があったかもしれません。

今まで見えていなかったものが見えるようになった、と言ってもいいでしょう。盤石だと思っていた足場が脆弱であることに気づき、混沌とした世界の揺らぎに不安になっているかもしれません。

今週10日の満月では、その“不安定さ”を逆手に取ってポジティブに方向転換していけそうです。

この満月が起こるとき、太陽は乙女座エリアを運行しています。

乙女座は本来、常識を大事にし、社会的な正しさを持ち、合理的で現実的でいることを重視する星座です。しかし、今回は「直感や予感、霊感的センス」を指針として生かすような満月です。魂によって、自分を導いていくイメージ。

秩序の混乱はむしろ硬直した日常を変化させる「プラスの要素」だと柔らかく受け止めること。

また、この満月には牡牛座エリアを逆行中の天王星が調和的に繋がっています。今週の天王星は改革や刷新を司り、噓やごまかしのない、本当に得たいものに対する忠実な意志を思い出させるような力があります。

「直感的にやってみたいこと」を新しく見つけるのにも良いでしょう。

今週全体の天体運行は、5日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアで運行開始。先週までバチバチとぶつかり合っていた太陽(メインテーマ)と火星(意欲・闘志)の角度が緩まり、少し落ち着きます。

先週に引き続き、火星と水星(コミュニケーション伝達)と木星(成長・拡大)は調和的なバランスで繋がって、世の中をどのように捉え直していくのか考えが進んでいきそうです。

満月の前後で、月は山羊座、水瓶座、魚座(満月)、牡羊座のエリアを運行します。

6日は安定感のある日、8日は朝活がおすすめな日です。10日には 水星(コミュニケーション・情報)が逆行開始。連絡の行き違いや勘違いには注意をしましょう。

蠍座の星模様

魂の純度は遊戯性によって高まる

5日に金星が乙女座を運行すると、「人脈運アップ」の期間に入ります。金星は、キラキラと輝くものや、嬉しいもの、楽しいこと、甘いものも象徴します。

この金星がもたらす人脈運をさらに良くするためには、笑顔や明るさ、華やかさを意識すると良いかもしれません。性別にかかわらず、スイーツを楽しんだり、アクセサリーにこだわったりしてみるのもおすすめです。

太陽と火星がぶつかり合う関係性は週前半で終わり、先週に浮上していた「友人知人の仲裁役」「交渉人」というテーマが落ち着いて、一安心できそうです。

先週に引き続き、火星と水星と木星が調和的な繋がりで、「誤解を解く」「相手をもっと積極的に知ろうとする」ことがテーマになります。

ただし10日に水星が逆行を始めるので、情報の確認は丁寧にすること。自分の陣営の話ばかりでなく、過去を掘り下げて相手陣営の立場や事情も知ろうと努めましょう。骨髄反射で憶測しないこと。

今年3月の魚座新月では「もっと自己表現する」もしくは、「自分が拘泥していたものを手放す」がアファメーションテーマでした。

今週10日の魚座満月では、この半年で、遊戯性の中の癒やしや喜びに素直になって、どのように変わったのかを振り返ってみましょう。

さらに魂の純度を高めて、自分の喜びに素直になること。蠍座は無意識に我慢をしている傾向があります。我慢が喜びならばいいのですが、本当にしたくてしている我慢なのか、自問自答してみましょう。

小宮山雄飛

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」

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