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9月5日〜9月11日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

たましいがこんな場所でゆれている つかまえてごらん闇に鳴く蟬
――東直子

今週の10日は魚座エリアでの満月。満月は新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今年の3月の魚座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

魚座新月の全体テーマは「今生きる社会に対するそれぞれの視座の確認」「痛みから押し出されることで目覚める」ことでした。

この半年の間に、状況を変えたいと思うことや、進化のために勇気を奮い立たせなければならないような出来事があったかもしれません。

今まで見えていなかったものが見えるようになった、と言ってもいいでしょう。盤石だと思っていた足場が脆弱であることに気づき、混沌とした世界の揺らぎに不安になっているかもしれません。

今週10日の満月では、その“不安定さ”を逆手に取ってポジティブに方向転換していけそうです。

この満月が起こるとき、太陽は乙女座エリアを運行しています。

乙女座は本来、常識を大事にし、社会的な正しさを持ち、合理的で現実的でいることを重視する星座です。しかし、今回は「直感や予感、霊感的センス」を指針として生かすような満月です。魂によって、自分を導いていくイメージ。

秩序の混乱はむしろ硬直した日常を変化させる「プラスの要素」だと柔らかく受け止めること。

また、この満月には牡牛座エリアを逆行中の天王星が調和的に繋がっています。今週の天王星は改革や刷新を司り、噓やごまかしのない、本当に得たいものに対する忠実な意志を思い出させるような力があります。

「直感的にやってみたいこと」を新しく見つけるのにも良いでしょう。

今週全体の天体運行は、5日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアで運行開始。先週までバチバチとぶつかり合っていた太陽(メインテーマ)と火星(意欲・闘志)の角度が緩まり、少し落ち着きます。

先週に引き続き、火星と水星(コミュニケーション伝達)と木星(成長・拡大)は調和的なバランスで繋がって、世の中をどのように捉え直していくのか考えが進んでいきそうです。

満月の前後で、月は山羊座、水瓶座、魚座(満月)、牡羊座のエリアを運行します。

6日は安定感のある日、8日は朝活がおすすめな日です。10日には 水星(コミュニケーション・情報)が逆行開始。連絡の行き違いや勘違いには注意をしましょう。

射手座の星模様

緊張感が大事

5日に金星が乙女座を運行すると、「仕事運アップ」の期間に入ります。棚ぼた的な案件がやってきやすい時期。

さらに仕事運を上げるには、プレゼン資料などを隅々まで美しく作ったり、きちんとした言葉遣いでメールを書いたり、きめ細かなスケジュール配慮をしたりして相手にアピールできると良いでしょう。

射手座の長所である大らかさに、丁寧さを合体させること。

太陽と火星がぶつかり合う関係性は週前半で終わり、先週に出てきていた仕事上のやり直しなどが落ち着いてきます。その経験が今後の自分のプラスになっていきそうです。

先週に引き続き、火星と水星と木星の調和的な繋がりで、「熱い議論を交わす」ことがテーマになります。

意義のある議論は楽しいことですが、10日に水星が逆行を始めるので、言葉選びについては慎重になりましょう。世代別の流行のことにまつわるような、懐かしい話題から始めるのも良さそうです。

今年3月の魚座新月では「視野が急に広がり、今自分が所属している場に違和感を感じる」ことがあったかもしれません。

この半年での気づきから、新しい環境を目指したり、環境が良くなるように働きかけたりした人もいるかもしれません。

今週10日の魚座満月では、自分の居場所やどこに所属していたいのかを見極めるタイミング。本心を偽らず、夢や希望をあきらめないこと。やってみたいことがあればとりあえず動いてみましょう。

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