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9月5日〜9月11日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

たましいがこんな場所でゆれている つかまえてごらん闇に鳴く蟬
――東直子

今週の10日は魚座エリアでの満月。満月は新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今年の3月の魚座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

魚座新月の全体テーマは「今生きる社会に対するそれぞれの視座の確認」「痛みから押し出されることで目覚める」ことでした。

この半年の間に、状況を変えたいと思うことや、進化のために勇気を奮い立たせなければならないような出来事があったかもしれません。

今まで見えていなかったものが見えるようになった、と言ってもいいでしょう。盤石だと思っていた足場が脆弱であることに気づき、混沌とした世界の揺らぎに不安になっているかもしれません。

今週10日の満月では、その“不安定さ”を逆手に取ってポジティブに方向転換していけそうです。

この満月が起こるとき、太陽は乙女座エリアを運行しています。

乙女座は本来、常識を大事にし、社会的な正しさを持ち、合理的で現実的でいることを重視する星座です。しかし、今回は「直感や予感、霊感的センス」を指針として生かすような満月です。魂によって、自分を導いていくイメージ。

秩序の混乱はむしろ硬直した日常を変化させる「プラスの要素」だと柔らかく受け止めること。

また、この満月には牡牛座エリアを逆行中の天王星が調和的に繋がっています。今週の天王星は改革や刷新を司り、噓やごまかしのない、本当に得たいものに対する忠実な意志を思い出させるような力があります。

「直感的にやってみたいこと」を新しく見つけるのにも良いでしょう。

今週全体の天体運行は、5日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアで運行開始。先週までバチバチとぶつかり合っていた太陽(メインテーマ)と火星(意欲・闘志)の角度が緩まり、少し落ち着きます。

先週に引き続き、火星と水星(コミュニケーション伝達)と木星(成長・拡大)は調和的なバランスで繋がって、世の中をどのように捉え直していくのか考えが進んでいきそうです。

満月の前後で、月は山羊座、水瓶座、魚座(満月)、牡羊座のエリアを運行します。

6日は安定感のある日、8日は朝活がおすすめな日です。10日には 水星(コミュニケーション・情報)が逆行開始。連絡の行き違いや勘違いには注意をしましょう。

双子座の星模様

仕事の充足感

5日に金星が乙女座を運行すると、「家や部屋の中」「家族との交流」に喜びが増えていく期間に入ります。部屋のインテリアを変えてみたり、家族とゆっくり話をする時間を持つのも良いでしょう。

太陽と火星がぶつかり合う関係性は週前半で終わり、先週に浮上していた「主観と客観を何度でも行き来して思考しよう」というテーマで試行錯誤していたことの結果が見えてくるような雰囲気です。

先週に引き続き、火星と水星と木星が調和的な繋がりによって、「楽しいディスカッション」ができるかもしれません。積極的に周りの人とコミュニケーションをしていくと良さそう。

ただし10日に水星が逆行を始めるので勘違いや早とちりには注意。懐かしい誰かに連絡を取るのは良いでしょう。

今年3月の魚座新月では、条件が良い案件や、手応えややりがいのある仕事についてがアファメーションテーマでした。この半年で願ったような仕事ができているかどうか、振り返ってみましょう。

双子座は、仕事の依頼があったときに、あれもこれも全部受けるので、結果として器用貧乏になってしまうところがあります。

今週10日の魚座満月では、自分をプロフェッショナルにするために、依頼を受けるときには優先順位をつけて取捨選択をすることが大切だと気がつくかもしれません。

魂が喜ぶ仕事を選ぶ強さを持つこと。積極的に「好きなもの」を選んでいくことで、自分の進む道がはっきりと見えて、やるべきことも明確になっていきます。手応えのあったところをより育てていくと良さそうです。

舞台から挨拶をするゲストたち

是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート

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