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9月5日〜9月11日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

たましいがこんな場所でゆれている つかまえてごらん闇に鳴く蟬
――東直子

今週の10日は魚座エリアでの満月。満月は新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今年の3月の魚座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

魚座新月の全体テーマは「今生きる社会に対するそれぞれの視座の確認」「痛みから押し出されることで目覚める」ことでした。

この半年の間に、状況を変えたいと思うことや、進化のために勇気を奮い立たせなければならないような出来事があったかもしれません。

今まで見えていなかったものが見えるようになった、と言ってもいいでしょう。盤石だと思っていた足場が脆弱であることに気づき、混沌とした世界の揺らぎに不安になっているかもしれません。

今週10日の満月では、その“不安定さ”を逆手に取ってポジティブに方向転換していけそうです。

この満月が起こるとき、太陽は乙女座エリアを運行しています。

乙女座は本来、常識を大事にし、社会的な正しさを持ち、合理的で現実的でいることを重視する星座です。しかし、今回は「直感や予感、霊感的センス」を指針として生かすような満月です。魂によって、自分を導いていくイメージ。

秩序の混乱はむしろ硬直した日常を変化させる「プラスの要素」だと柔らかく受け止めること。

また、この満月には牡牛座エリアを逆行中の天王星が調和的に繋がっています。今週の天王星は改革や刷新を司り、噓やごまかしのない、本当に得たいものに対する忠実な意志を思い出させるような力があります。

「直感的にやってみたいこと」を新しく見つけるのにも良いでしょう。

今週全体の天体運行は、5日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアで運行開始。先週までバチバチとぶつかり合っていた太陽(メインテーマ)と火星(意欲・闘志)の角度が緩まり、少し落ち着きます。

先週に引き続き、火星と水星(コミュニケーション伝達)と木星(成長・拡大)は調和的なバランスで繋がって、世の中をどのように捉え直していくのか考えが進んでいきそうです。

満月の前後で、月は山羊座、水瓶座、魚座(満月)、牡羊座のエリアを運行します。

6日は安定感のある日、8日は朝活がおすすめな日です。10日には 水星(コミュニケーション・情報)が逆行開始。連絡の行き違いや勘違いには注意をしましょう。

蟹座の星模様

魂の学び

5日に金星が乙女座を運行すると、「カジュアルな習い事」「気軽な交流」に喜びが増えていく期間に入ります。

一日講座に参加してみたり、友人とカフェでお喋りする時間を持ったりするのも良いでしょう。

太陽と火星がぶつかり合う関係性は週前半で終わり、先週に浮上していた「身近な人の声を聞く」というテーマが一段落するような雰囲気です。

正解や解決策がはっきりと見つからなかったとしても、「傾聴する」という姿勢が信頼のベースとしてそこに残るはずです。

先週に引き続き、火星と水星と木星の調和的な繋がりで、「仕事とプライベートに求めるものを再確認する」ことがテーマになります。ただし10日に水星が逆行を始めるので勘違いや早とちりには注意。丁寧に確認を重ねていくと良いでしょう。

今年3月の魚座新月では「自己開拓」「海外の知識を取り入れる」「深く学ぶ」がアファメーションテーマでした。

今週10日の魚座満月では、この半年で新しい知識が増えているか、視野が広がっているかどうか、振り返ってみましょう。魂が喜ぶ学びをさらに深めていくタイミングにできそうです。

積極的に「好きなもの」を選んでいくことで、世の中がクリアに見え、学ぶべきことも明確になっていきます。

アーティストのnina

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