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8月29日〜9月4日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22~1/19生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「『乙女(virginal)』が意味するのは、男性に隷属しない自立した完結性であって、夫や恋人の召使や奴隷ではないということであった。処女母神とは、性的結合によって妊娠したが、決して夫に従属しなかった女性の元型だったのである。」
――『サターン 土星の心理占星学』リズ・グリーン著、鏡リュウジ訳(青土社)

乙女座は、自分に降りかかる暴力や災いに対してやわな対応をする星座ではありません。理不尽な物事には隅々まで納得がいくように分析し、抵抗し、正していく力があります。

今週は先週に引き続き、メインテーマを担う太陽と火星(意欲・闘志)が殴り合うような配置。

サイン(星座)には、男性、女性の2つの“性別”があるとされています。能動性と受動性、昼夜、陰陽などの対概念に対応していると考えられます。天体には、男性、女性、中性の3つの区分があります。

今週は、バランス的に能動性(男性サイン)が多く、物事が動きやすい印象です。

太陽は女性サインである乙女座を運行していますが、男性天体である火星+男性サインの双子座に大きく揺さぶられています。この影響により、世の中の情報や仕組みについて明らかにしていこうという働きが起こりそうです。

畑にやってくる害虫を駆逐していくようなたくましさで、嘘や欺瞞を暴いていくこともありそうです。

厳しい分析眼を持つ女神のもとで、要らないものが明確になり、どんどん断捨離できるタイミング。

水星(コミュニケーション・伝達)、火星、木星(成長拡大)の3天体は調和的に繋がります。

水星は天秤座エリア、火星は双子座エリア、木星は牡羊座エリアを運行しています。

水星が運行する天秤座のモチーフである、女神アストライアーの持つ天秤は、公平と平等を表すものです。大きなスキャンダル発覚やスクープが世の中を賑わせるかもしれません。

山羊座の星模様

高い視点で

今週は、能動的な男性サインエリアを運行する天体が多いことから、女性サインの山羊座はペースを乱されそう。イニシアチブを取りづらい場面があるかもしれません。

太陽と火星がぶつかり合う影響は、「正しさの基準を再探索」をテーマにすると良さそうです。

目の前にある課題について、様々な角度(立場)から成り立ち得る「正しさ」を想像し、並べて吟味して落としどころを提案できると良いでしょう。想像力を働かせましょう。

水星と火星、木星が調和的な配置になることも、「状況を深く知る」というパワーにできそうです。

たとえば、管理マネージャーが、ただ会社のルールに則って部下に仕事を振り分けたりするのと、個々の状況を知った上で差配したりスケジュール調整をしたりするのとでは、圧倒的に後者の方が良い環境でしょう。

今週の星々の配置にはそのような管理能力を高めてくれそうなイメージがあります。

月は日々の気分や周囲の雰囲気(バイブス・バイオリズム)に働きかけます。今週、月の運行は、乙女座から天秤座、蠍座、射手座、へと移り変わっていきます。

週の序盤、29日午後から9月1日明け方まで、月は天の高い位置、社会参画などを意味する場所を運行します。

水星と重なったあと、火星、金星とそれぞれ調和角度を取り、それから木星の正面につき、さらに土星とも調和角度を取り、順々にハーモニーを響かせます。

複数の意見を聞くことで、視界がクリアになりそう。思いやりある交渉が吉。

1日午前から3日明け方まではロビー活動的な社交が向いています。気になる人にオファーをするならこのタイミング。

9月3日朝からは自分の内面への集中力が高まりそう。ヨガや瞑想、早朝ランニングもおすすめです。

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