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8月15日〜8月21日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週、太陽は獅子座エリアの後半を運行しており、威風堂々とした王様の風格を持つようになります。

この王は、他人の評価や賞賛よりも、自分の内側にある理念の実現を優先します。具体的に行動するための準備を怠らない王様です。

太陽と厳しい関係性になる位置(正面)に、土星(責任・試練)がずっと控えていましたが、太陽は緊張状態からようやく解放され始めます。やらなくてはならないことに本腰を入れて取り組めるようになっていくタイミングです。

20日に、意欲やバイタリティを司る火星が、双子座エリアを運行し始めます。誰かの一言で戦いの火蓋が切られるような場面がイメージできます。

「ペンは剣よりも強し」とできるかもしれません。ジャーナリストや批評家に注目が集まるかも。

逆行中の木星(成長拡大)と獅子座エリアを運行している金星(愛と美)とが調和的に繋がり、心の底からやりたかった何かや、愛や希望についてを思い出しそう。

何のために生きているのか、喜びとはなんであるのか、再度確認すること。人によっては、別れた誰かが恋しくなるかもしれません。

水星(知性・コミュニケーション)は乙女座エリアを運行し、天王星(改革・刷新)、冥王星(極端さ・運命的な力)、海王星(夢と幻)、とコンタクトをしていきます。

天王星、海王星、冥王星の三天体はいずれも“外惑星”と呼ばれ、地上のルールを超えたパワーをもたらす存在と言われています。

「具体的な知恵」という雰囲気を持つ乙女座を運行中の水星にひらめきの天王星パワーが注がれて、農業や生物学的な分野でのイノベーションの発表などをイメージさせます。

海王星とのコンタクトは夢やファンタジー、アートなどのエッセンスを持ち、世の中に“麻酔”がかかっているような状態。

冥王星とのコンタクトは、膿んだ患部を丸ごと切除するために鋭利な器具で深く切り込んでいくような知性、社会そのものを外科手術していくような知性の活躍をイメージさせます。

乙女座の星模様

柔らかく開いて

水星と外惑星(天・海・冥)のコンタクトの影響が、乙女座には大きくあるかもしれません。

乙女座には、目に見えないものを信じるよりも現実をしっかりと生きることが得意な人が多いかもしれません。

しかし今週はロマンチックで、まるでファンタジーのような展開があっても良いようなタイミング。

「不思議なことなんか起きない」とかたく心を閉ざすのではなく、「不思議なことが起こるなら起こってもいいか」と柔らかく構えているといいかもしれません。

「もしかすると、この今日の○○は神様の計らいかも……?」と日常の小さな幸せに感謝の気持ちを持つのも、開運効果がありそうです。

火星が双子座エリアを運行し始めると、仕事が急に増えるかもしれません。その依頼は本当に自分が引き受けるべきものなのかと検討することもできないまま、押し流されてやることになってしまうかもしれませんが、本当に無理なものは無理!と避けていくことも大切です。

乙女座の人は、気がつくと自分の不足部分や、もっと改善できる部分のことを考えていて、無意識的に自分にダメ出ししていることがよくあります。

太陽が獅子座エリアを運行している間は、特に自分の才能や性格や社会的評価に対して、過度に見直しをしすぎて、疲れやすかったかもしれません。

先週まではさらに、太陽が土星に縛られているようなコンディションだったため、気分が落ち込みやすかったり、自分に辛口評価をしすぎたりしていたかもしれません。

今週は太陽と土星の緊張が緩まります。頑張って自分自身に対して優しくなると良いでしょう。「私は私である」と開き直っていくための、準備運動のような1週間になりそうです。

小宮山雄飛

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