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8月15日〜8月21日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週、太陽は獅子座エリアの後半を運行しており、威風堂々とした王様の風格を持つようになります。

この王は、他人の評価や賞賛よりも、自分の内側にある理念の実現を優先します。具体的に行動するための準備を怠らない王様です。

太陽と厳しい関係性になる位置(正面)に、土星(責任・試練)がずっと控えていましたが、太陽は緊張状態からようやく解放され始めます。やらなくてはならないことに本腰を入れて取り組めるようになっていくタイミングです。

20日に、意欲やバイタリティを司る火星が、双子座エリアを運行し始めます。誰かの一言で戦いの火蓋が切られるような場面がイメージできます。

「ペンは剣よりも強し」とできるかもしれません。ジャーナリストや批評家に注目が集まるかも。

逆行中の木星(成長拡大)と獅子座エリアを運行している金星(愛と美)とが調和的に繋がり、心の底からやりたかった何かや、愛や希望についてを思い出しそう。

何のために生きているのか、喜びとはなんであるのか、再度確認すること。人によっては、別れた誰かが恋しくなるかもしれません。

水星(知性・コミュニケーション)は乙女座エリアを運行し、天王星(改革・刷新)、冥王星(極端さ・運命的な力)、海王星(夢と幻)、とコンタクトをしていきます。

天王星、海王星、冥王星の三天体はいずれも“外惑星”と呼ばれ、地上のルールを超えたパワーをもたらす存在と言われています。

「具体的な知恵」という雰囲気を持つ乙女座を運行中の水星にひらめきの天王星パワーが注がれて、農業や生物学的な分野でのイノベーションの発表などをイメージさせます。

海王星とのコンタクトは夢やファンタジー、アートなどのエッセンスを持ち、世の中に“麻酔”がかかっているような状態。

冥王星とのコンタクトは、膿んだ患部を丸ごと切除するために鋭利な器具で深く切り込んでいくような知性、社会そのものを外科手術していくような知性の活躍をイメージさせます。

蟹座の星模様

一人で困らないで

今週の太陽と土星の緊張が緩まるタイミングで、自分の財産の見直しをすると良さそうです。自分が働いて差し出す力と与えられる報酬についても、振り返ってみましょう。

しばらく、自分の仕事(労働量・労働の内容)とそれから得られる報酬とのバランスについて、悩みがあったかもしれません。その悩みについて、気持ちの切り替えができそうです。

また、木星と金星が調和的に繋がることも相まって、アンバランスな報酬をスムーズに是正できるようなコンディションになりそう。今なら、雇われているならば賃上げ要求、自営業なら値上げといったことが思い切ってできそうです。

蟹座さんは「気持ち」が全てに反映しやすい傾向があります。今週はいったん客観的になって、「気持ちの問題」と「実際に行っている労働」を、切り離して考えましょう。棚卸しのように整理整頓すると良いでしょう。

火星が双子座エリアを運行し始める影響は、蟹座の人にとっては心穏やかではないかも。

何か上手くいかなかったり、行き詰まった感覚を味わったりすると、全て「自分がトラブルの種になっているのではないか」と不安な気持ちで落ち着かなくなって、そわそわしそう。

具体的に何をどうすればよいかという行動指針を持つことができると、不安が解消されていくでしょう。行動しないとしんどいので、ひとまずは動くことをおすすめします。

木星と金星が調和的に繋がる福々しい響きは、過去にやった仕事が再評価されて、良い仕事の打診があるかもしれません。

忘れていたことや、古いかも?と捨てようとしていたものの中に大きな宝物が隠れています。

水星と外惑星(天・海・冥)のコンタクトの影響は、自分一人ではできないことを素直に認め、困りごとに対応できるプロフェッショナルを頼るようなイメージがあります。公的な支援なども、今は助けになってくれるかも。

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