今週の空模様
「シャーマンになるということは、差異を理解し適応していくプロセスだと言えるでしょう。またシャーマンになるということは、今立ち起きてメタモルフォーゼの過程に身を置くことです。」
――セバスチャン・ボー/コリーヌ・ソンブラン『シャーマン 霊的世界の探求者』
12日、太陽(メインテーマ)は獅子座エリア、月(心理・個人・習慣)は水瓶座エリア、天王星(改革・刷新)は牡牛座エリアを運行します。
月は太陽の真正面にくることで、満月となります。月には土星(節度・制約)が寄り添い、思考と感情と肉体のバランスを保つ大切さを説いているかのようです。
また、太陽と月に対して、天王星が激しくぶつかり合う配置になっていることから、今回の満月が“目覚めのスイッチ”を押すようなタイミングです。
半年前の水瓶座新月のテーマは、「頭で考えることは大事。しかしそれ以上に時代の潮流を敏感に察知し、肉体性や現実に起きていることをしっかりとベースにして今の対処と未来を思い浮かべること」でした。
今週の満月で、このテーマの実りを収穫していきます。
この満月のキーワードは「シャーマン」です。目に入る全てのものからメッセージを得る直感力や第六感、自然と交歓する喜び。
霊的なものを大切にしつつ、それに振り回されない軸の安定感。魂の熱狂で生命力を取り戻すようなイメージです。
満月などの天球のイベントが各星座にどう影響するかは、それがそれぞれの星座から見てどんな意味の場所で起きるかによって、変わります(この場所は「ハウス」と呼ばれ、1から12までのハウスがあります)。
火星(情熱)と冥王星(運命のように強い力)、海王星(スピリチュアリティ)が調和的に繋がる影響が、目には見えないところで動いているかもしれません。
強く思い込んでいた“常識”が解けていくような作用があるようです。
目に見えないものを相手にしながらも、実は目に入ってくるもの全てが大いなる存在からのメッセージのような、不思議なシンクロニシティがあるかもしれません。
山羊座の星模様
豊かさは足元から
12日の満月は「生まれたときから持っている財産」や、「自分の資質を活かした豊かさ」などを意味する場所(2ハウス)で起こります。
1月頃から資産運用や財産管理についてあれこれ試していた人は、この半年間の振り返りをすると良いタイミング。社会の動き全体からいろいろ直感的に今必要なものを感知できそう。勘が良くなるときです。
火星と冥王星、海王星が調和的に繋がる影響で、自分自身のバランスの調整ができそうです。
また、自分の言動によってどんな影響が周囲にあるのか確認できそう。
同じ内容を伝えているつもりでも、言葉の選び方や、発する声のトーンによって伝わり方は大きく変わります。ほんの少しの工夫で大きくコミュニケーションの質が変わるチャンスです。
14日に、太陽と土星、天王星の3天体が激しくぶつかる影響も満月と同じ2ハウスで表れそうです。
手堅く財産を運用したいところに、思ってもみなかった臨時支出があったり、税金が前年度に比べて上がっていることに気がついたりしそうなイメージです。
けれど、そこで危機感を持つことで、財産を守るためにどんなことをしたらいいのか、どんどんアイデアが浮かんでくるかもしれません。
木星(成長拡大)が、「家庭や家族」「自室や居場所」を意味する場所を逆行している影響で、家族や所属するチームにおいて、成長のための復習や、見直しが生じそうです。豊かさは足元から増えていくイメージ。
水星(知性・素早さ)が「遠方への旅」「ここではないどこか」「体系的な叡智」を意味する場所を運行していることから、知識を習得することに喜びや手応えを感じそうです。
専門的な書籍を読んだり、講座に参加したり、遠方の知的な人との交流を持ったりすると吉です。
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