今週の空模様
「民衆とは、無知ではあるけれども真実を見抜く能力はもっているのだ」
――『政略論』ニッコロ・マキャヴェッリ
新月は、年に12回ある「新しいスタート」「仕切り直し」「リセット」のチャンスです。
各星座ごとに新月のテーマが変わりますが、今回共通するテーマは「直感と理性の良いとこどり」です。
宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて“願掛け(アファメーション)”をすることで、半年後の蟹座満月のときにその宣誓が現実になっているかもしれません。
今週29日に蟹座エリアで新月が起こります。
この新月に対し、牡羊座エリアを運行している木星(成長拡大)が激しくぶつかっています。
人間の内側の荒ぶる野性に、良識の服を着せるような、トレーニングをする作用が生まれます。どんなふうに服を着せるかは、誰か理想的なお手本となる人を見つけて真似るといいでしょう。
野性や直感を抑えるのではなく、その生き生きとした生命力を保ちながらも、社会の良識やルールから逸脱しないようなイメージ。
そして、多くの人と理念を共有して練り歩き、広く世の中に働きかけるような場面です。社会の中で、自分がどのチームに所属したいのかを意識するような流れがあります。
誰を“手本”とするのかがポイントになりそうです。
また、今週は全体を通して、「世代的な事象」「社会全体を揺るがすもの」を司る冥王星と、意欲やバイタリティを司る火星がぶつかり合う配置が続きます。
この位置(山羊座28度)の冥王星は、新しい時代の兆しを見てきた人に似ています。
これが、今までとは違うアプローチによって社会や個人に大きな変化を促していきそうです。
それを受けて、火星(牡羊座26度)は、ありとあらゆる方法を手当たり次第に試すような活発さを発揮していきます。
社会的立場の逆転が生まれる“革命的な動乱”の要素もある配置なので、大きな事件や事故の勃発もあるかもしれません。
乙女座の星模様
充実した忙しさ
新月は乙女座にとって「人脈運」や「応援してくれる人」を意味する場所で起こります。新しく、伸びやかな人との出会いがあるかもしれません。
何かに行き詰まっていたとしたら、誰かの意見を聞いたり、その姿勢を手本にしたりすることによって、問題を乗り越えて、新しい展開を迎えるような新月になりそうです。
もしくは、乙女座の人が手本になって、他者に粗暴さのコントロール方法を教えること。熱くなりすぎている人がいれば、冷静さを持って鎮火の手伝いをし、自分が冷えていれば、周囲の熱く燃えている人に温めてもらえるようなタイミングです。
冥王星と火星の影響は「断りにくい提案」や「目上の人からの依頼」のような雰囲気があります。
物事の改善のために、やり方はあなたに任せるので、どうにかしてくれ、と頼みごとをされるかも。
もし、引き受けるときは、事前に、どこに(誰に)責任の所在があるか明確にしておくと良いでしょう(トラブル回避のために打っておきたい手です)。
また、知性やコミュニケーションを司る水星は「キャリア」や「公的な場面」「社会参画」を意味する場所を運行し、忙しくもテキパキと仕事をこなしていけそうです。
金星も同じエリアを運行していることから、仕事運は上がるでしょう。
新月アファメーションは、「人脈運拡張」「運命的な出会い」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「自然体でいられる友人ができました」「天職と結び付けてくれるキーパーソンに出会いました」などです。
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