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6月27日〜7月3日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「民衆とは、無知ではあるけれども真実を見抜く能力はもっているのだ」
――『政略論』ニッコロ・マキャヴェッリ

新月は、年に12回ある「新しいスタート」「仕切り直し」「リセット」のチャンスです。

各星座ごとに新月のテーマが変わりますが、今回共通するテーマは「直感と理性の良いとこどり」です。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて“願掛け(アファメーション)”をすることで、半年後の蟹座満月のときにその宣誓が現実になっているかもしれません。

今週29日に蟹座エリアで新月が起こります。

この新月に対し、牡羊座エリアを運行している木星(成長拡大)が激しくぶつかっています。

人間の内側の荒ぶる野性に、良識の服を着せるような、トレーニングをする作用が生まれます。どんなふうに服を着せるかは、誰か理想的なお手本となる人を見つけて真似るといいでしょう。

野性や直感を抑えるのではなく、その生き生きとした生命力を保ちながらも、社会の良識やルールから逸脱しないようなイメージ。

そして、多くの人と理念を共有して練り歩き、広く世の中に働きかけるような場面です。社会の中で、自分がどのチームに所属したいのかを意識するような流れがあります。

誰を“手本”とするのかがポイントになりそうです。

また、今週は全体を通して、「世代的な事象」「社会全体を揺るがすもの」を司る冥王星と、意欲やバイタリティを司る火星がぶつかり合う配置が続きます。

この位置(山羊座28度)の冥王星は、新しい時代の兆しを見てきた人に似ています。

これが、今までとは違うアプローチによって社会や個人に大きな変化を促していきそうです。

それを受けて、火星(牡羊座26度)は、ありとあらゆる方法を手当たり次第に試すような活発さを発揮していきます。

社会的立場の逆転が生まれる“革命的な動乱”の要素もある配置なので、大きな事件や事故の勃発もあるかもしれません。

蟹座の星模様

強く、仲間であること

新月は「自分自身」を表す蟹座エリアで起こります。木星が新月とぶつかり合う位置にいて、その場所は「キャリア」や「公的な場面」「社会参画」を意味しています。

自己価値の再発見や、社会参与をどのようにやっていくのかをよく考えるタイミングになりそうです。

直感や荒々しい感情だけで動くのでなく、他者を尊重するような礼儀正しさや規範意識も織り込みながら、心を同じにする仲間と連帯していきましょう。

社会に対してありとあらゆるアプローチを試すとよさそうです。仲間といることで強くなっていけるチャンス。

冥王星と火星の影響も強く表れそうです。

自分や誰か大切な人のため、より良い未来への社会の進化について考えることになるかもしれません。

今の社会が何からできているのか、歴史的な構造を客観的に知り、現状から脱却していこうとするようなイメージがあります。古い価値観からの脱皮。

また、知性やコミュニケーションを司る水星は「無意識」や「人には見せない秘密」「バックヤード」を意味する場所を運行し、その影響によって、本当に納得できる言葉や理念を心の奥にしっかりとキャッチできそうです。

新月アファメーションは、「自分自身」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「自分がやりたいことが見つかりました」「アイデンティティを確かめました」などです。

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