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6月20日〜6月26日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「安心とは、『相手のせいで自分がひどい目にあう』可能性を意識しないこと、 信頼は『相手のせいで自分がひどい目にあう』可能性を自覚したうえでひどい目にあわない方に賭ける、ということです。 」
――『手の倫理』伊藤亜紗

今週は21日に、夏至となり、太陽が蟹座エリアを運行し始めます。

ここから蟹座が主役の1カ月の始まりです。また、夏至を迎える瞬間のチャート(天体配置図)は、占星術的区切りの第2四半期(6月21日〜9月22日)のテーマを表します。

蟹座のキーワードは「感情の共有」「養育する」「心をひとつにして仲間を増やす」「帰属意識」などが挙げられます。

蟹座的な「同じ価値観の人を増やしていこう」というパワーが世の中に溢れていく一方で、他の天体たちの配置はきっぱりと意見や気持ちをひとつにすることができないような雰囲気です。

仲間を信じて繋がるための紆余曲折期間となりそうです。「誰かを、何かを信じて、そこと繋がっていく。帰属していくこと」。

それは蟹座のエッセンスでもあり、チャートではICというポイントがその意味を持っています。

夏至のタイミングでは、そのICというポイントにぴったりと「心」や「個人」を表す月があり、成長拡大を司る木星とも重なっています。

雑多な情報を遮断して、心の奥底から熱中できるものに打ち込みたい気持ちになります。しかし、簡単にその状態には辿り着かないかもしれません。

なぜなら、愛と喜びを司る金星と、夢や幻、空想力を司る海王星、極端さを司る冥王星がチームを組むように繋がることで、月(心)を揺らしてくるからです。

新しいものと古いものの間や、複数の選択肢の間で右往左往している中で、どんな未来を見ていきたいのかをゆっくりと選ぶための回り道がつくられそうです。

所属するチームをひとつに絞らなくても良い場面でもあり、どこにどれだけ関係したらよいのか、混乱や迷走をする場面でもあります。

また、上下関係を逆転させたり、社会的ヒエラルキーを覆したりするような言論が広がり、それをどのように自分に取り入れていくのか、長考するタームでもあります。

夏の参院選のために、与党と野党を見比べて、しっかりと論点を確かめると良いかもしれません。

蠍座の星模様

ここではないどこかへ

21日から太陽が運行する蟹座エリアは、蠍座にとって同じ「水のエレメント」であり、「遠方への旅」「ここではないどこか」「体系的な叡智」を意味する場所でもあります。

同じエレメント同士は調和的に繋がるので、心地よく、スムーズに物事が進むような良い運気が巡る期間(6月21日〜7月22日)になります。

水のエレメントの性質は「感情、情緒的に連帯する」ものです。水が低いところに流れていって集まるように、一体感による心理的安全性を大切にします。

蟹座のエッセンスである「増やしていく」と、蠍座のエッセンスである「深めていく」が合わさって、専門的な知識をより濃く自分の内側に浸透させるような学びができるチャンスです。

勇気や意欲を司る火星と、成長拡大を司る木星は「奉仕的労働」と「自己ケア」「他者適応」を意味する場所を運行しています。

今週はこの場所を心や肉体を表す月も運行するので、健康診断を申し込んだり、自己ケアをしたりすると良いでしょう。ストレッチや筋トレもおすすめです。

先週に引き続き、愛と喜びを司る金星と、責任と試練を司る土星がぶつかり合う配置の影響があります。

家族やパートナー、仲間との関わり方について、過去にあった問題をもう一度見直して、どのような形でいることが幸せなのかを確認していくタイミングにすると良いでしょう。

金星は23日に牡牛座から双子座へ移動し、より深く愛について対話していくような場面が訪れるかもしれません。

花井祐介ラグ

〈ペンドルトン〉のブランケットを再び手掛ける花井祐介と、ウーレンミルズを訪問

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