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6月20日〜6月26日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22~1/19生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「安心とは、『相手のせいで自分がひどい目にあう』可能性を意識しないこと、 信頼は『相手のせいで自分がひどい目にあう』可能性を自覚したうえでひどい目にあわない方に賭ける、ということです。 」
――『手の倫理』伊藤亜紗

今週は21日に、夏至となり、太陽が蟹座エリアを運行し始めます。

ここから蟹座が主役の1カ月の始まりです。また、夏至を迎える瞬間のチャート(天体配置図)は、占星術的区切りの第2四半期(6月21日〜9月22日)のテーマを表します。

蟹座のキーワードは「感情の共有」「養育する」「心をひとつにして仲間を増やす」「帰属意識」などが挙げられます。

蟹座的な「同じ価値観の人を増やしていこう」というパワーが世の中に溢れていく一方で、他の天体たちの配置はきっぱりと意見や気持ちをひとつにすることができないような雰囲気です。

仲間を信じて繋がるための紆余曲折期間となりそうです。「誰かを、何かを信じて、そこと繋がっていく。帰属していくこと」。

それは蟹座のエッセンスでもあり、チャートではICというポイントがその意味を持っています。

夏至のタイミングでは、そのICというポイントにぴったりと「心」や「個人」を表す月があり、成長拡大を司る木星とも重なっています。

雑多な情報を遮断して、心の奥底から熱中できるものに打ち込みたい気持ちになります。しかし、簡単にその状態には辿り着かないかもしれません。

なぜなら、愛と喜びを司る金星と、夢や幻、空想力を司る海王星、極端さを司る冥王星がチームを組むように繋がることで、月(心)を揺らしてくるからです。

新しいものと古いものの間や、複数の選択肢の間で右往左往している中で、どんな未来を見ていきたいのかをゆっくりと選ぶための回り道がつくられそうです。

所属するチームをひとつに絞らなくても良い場面でもあり、どこにどれだけ関係したらよいのか、混乱や迷走をする場面でもあります。

また、上下関係を逆転させたり、社会的ヒエラルキーを覆したりするような言論が広がり、それをどのように自分に取り入れていくのか、長考するタームでもあります。

夏の参院選のために、与党と野党を見比べて、しっかりと論点を確かめると良いかもしれません。

山羊座の星模様

叩いて渡れ

21日から太陽が運行する蟹座エリアは、山羊座にとって、「真正面にライバルが現れるような場面」になります。もしくは、結婚を予定するような、(公式な契約をするような)相手の出現となります。

また、山羊座と蟹座は、共に「活動宮」で、刺激し合う関係性になります。互いのエネルギーを剛速球でキャッチボールしているイメージです。

婚活をしている人は、幸運期でもあり、正念場かもしれません。積極的になる方が良さそうです。

勇気や意欲を司る火星と、成長拡大を司る木星が「家庭や家族」「自室や居場所」などを意味する場所を運行し、自分の居場所について、情熱が燃えてきそうです。

部屋の模様替えや、庭の手入れ、改装、引っ越しをしたくなりそう。また、結婚して家族を増やしたくなるかもしれません。

先週に引き続き、責任と制約を司る土星と、愛と喜びを司る金星が緊張状態です。

あれこれ選択肢が多くなり、目移りして判断が鈍くなりそうです。もしくは自信のなさがブレーキになって、積極的に喜びを手にしようとすることができず、立ち止まってしまうかもしれません。

石橋を叩いて渡るのは良いのですが、石橋を叩いて渡らない、となってしまわないように注意しましょう。

23日には金星が牡牛座から双子座へ移動することにより、土星との緊張状態が抜けていきます。そのタイミングで、自分が何をするべきか、はっきりしてくるかもしれません。

平原颯馬

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