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6月13日〜6月19日 牡羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡羊座(3/21~4/19生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「貝殻をひろうように、身をかがめて言葉をひろえ。ひとのいちばん大事なものは正しさではない」
――長田弘『渚を遠ざかってゆく人』

14日には射手座エリアで満月があります。昨年12月4日の射手座エリアでの新月でアファメーションをした人はそのテーマの収穫のタイミングになります。

射手座新月は「利他的な愛」や「物やお金に執着せずに人に施す心」「慈悲や慈愛」「寛容さ」の再発見でした。

自分の価値観が確立されていても、ときには異なる意見や立場の人と交流することが大切です。

今週の満月では、それを大勢の人がいる場で実感するかもしれません。未来へのヴィジョンを引き寄せる力のあるような満月です。

同じく14日には順行に戻っていた水星(知性やコミュニケーション)が、ホームグラウンドの双子座エリアを運行し始め、「知的な活動と社会の連携」が強まります。

また、試練と責任を司る土星は、愛と喜びを司る金星と厳しくぶつかり合う配置になります。これまでの時代に「良いもの」「愛や喜びである」とされていた事柄などの見直しをしていきます。

例えば、美談に仕立ててしまっていた無料奉仕的な労働を、“やりがい搾取”である、と認識するような場面。“正しいこと”の再設定をするときかもしれません。

今週は、水瓶座エリアを運行している土星の存在感がぐっと高まるタイミングとなります。

土星が司るのは、試練と責任の他、「足場や土台」「構造を支えるもの」「制約や節制」「時として障害となるもの」などです。

水瓶座のエッセンスは多様性を尊重し、性別、年齢、社会階級、文化などによって“制限されない”ことや、未来志向、独自性を尊重するものです。

土星の“制約力”と水瓶座の”制限されない力”が組み合うことにより「制限されないためのルール」を獲得していく力になります。

これらの土星・水瓶座のテーマに対して、双子座エリアを運行中の太陽が調和的な関係性で結びつき、鈍くなっていた理不尽な制約や暴力的な出来事に対する感覚を取り戻していきます。

繊細なセンサーを働かせ、社会問題としてフォーカスし、「個人の知性を社会(集団)の中で活かす方法を模索」する意識が高まっていきます。

牡羊座の星模様

観察力を持つ

牡羊座の支配星(守護星)である火星が5月25日から7月5日まで、「自分自身」を意味する場所を運行しています。

火星が司るものは意欲や勇気、闘う力。さらに同じ場所を、成長拡大を司る木星が運行していることで「12年に一度の幸運期(成長期)」となります。

今週を含め、この期間は自分自身を鍛えるために積極的になると良いでしょう。

射手座エリアでの満月は「ここではないどこか」に憧れるような気持ちが盛り上がりそうです。理想的な未来を引き寄せるイメージをすると良いでしょう。

太陽と土星が調和的に繋がり、水星が双子座エリアを運行すると、他者との交流を通じて「自己理解」「解像度を上げるための精査」が進みそうです。

牡羊座はあまり、他者と自分とを比較しない傾向がありますが、この週では自分と他者との違いをよく観察することによって、自己改善への糸口が見つかりそうです。軽い話題から重く深い話題まで幅広く楽しんでいきましょう。

土星と金星が緊張状態となると、「目利きの力」が生まれてきそうです。

今まで漫然と買っていた物が、急にすごい無駄だったと気がついたり、逆に、今まで興味のなかったものに価値があることに気がついたりするかもしれません。持ち物を変えることで生活も変わるかもしれません。

アーティストのnina

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